国債をきっかけに国の財政について知る
親子でやってみよう
市区町村を入り口に財政への興味をふくらませよう
財政に興味を持つためには、お住まいの都道府県や市区町村などの地方自治体の予算や決算を調べてみるのも一つの方法です。地方自治体の財政では、小中学校や保育所の新築や増改築など、子どもたちにも身近な公共事業や公共サービスを扱っています。そこを入り口に、予算や決算について興味を持つように導くのです。
地方自治体の中には、ご家庭に届けられる広報誌やホームページを通じて、予算や決算に関する資料を細かい数値まで公開しているところもあります。そこで、どんな事業にどのくらいのお金が使われ、そのための収入がどこから得られているのかを親子で一緒に調べてみてはいかがでしょうか。また、政府と同じように地方自治体でも地方債を発行して、足りないお金をまかなっています。そうした点に気付くことで、国債など政府の財政へも興味が広がっていくと期待できます。
もっと知りたい
日本の財政についてわかる本/財政の問題点がわかる本/財政について学べるゲーム
本 | 本 | Webサイト |
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『経済ってなに? 政府 お金をみんなに役立てるために』 (草土文化/今宮謙二(監修)/3150円=税込み) | 『はてな?なぜかしら?政治・経済問題』 (教育画劇/池上彰(監修)/3465円=税込み) | 『財務大臣になって財政改革を進めよう』 http://www.zaisei.mof.go.jp/game/yosan/ |
経済の担い手である家計、企業、政府、国際社会の4つを学ぶシリーズの1冊。税金がどのように集められ、どのように使われているのか、財政の基本的なしくみをわかりやすく解説しています。 | 今、日本で起きている問題について子どもたち向けに解説するシリーズのうち、政治・経済について扱った1冊。国債など、財政に関する問題もわかりやすく解き明かし、解決策を示してくれています。 | 財務省の特設サイト「日本の財政を考える」の中にある、財政について学べるゲーム。自分が財務大臣になって、財政を黒字化するためにどうすればよいかを考え、実際に予算を立てるシミュレーションができます。お子さまだけでは難しいので、保護者のかたもご一緒に。 |