算数「場合の数」[中学受験]

問題4
図C町の道路は右の図のようになっています。家から学校へ行くもっとも短い道のりの道順を考えます。次の問いに答えなさい。

(1)道順は全部で何通りですか。
(2)×印のついている道路は工事のため通行できないとすると、道順は全部で何通りになりますか。
(カリタス女子中 2007年)
<問題4の考え方と答え>
これは、道順の問題で最も基本的な問題ですね。しっかりマスターしましょう。
最も単純(たんじゅん)なマス目で、かき方を解説しますね。

まず、下のような図で、AからBに行く方法は何通りありますか?

図

かかなくてもわかりますね? 2通りですね。
これを、次のようにかきます。

図

Aから、角まで行く方法は、それぞれ1通り。
それぞれの角からBまで行くのに、

   1 + 1 = 2(通り)

では次、マス目が4つの場合は、AからBへの行き方は何通り?

図

こうかいて、6通りです。
ではもう設問に答えられますね。同じように数字をかいてみましょう。
<問題4(1)の考え方と答え>
図
(答え) 35通り
<問題4(2)の考え方と答え>
このように、× があって通れないところがあるときは、
まず× を通る道順が何通りあるのかを求めてから、それを全体からひいて求めます。

× を通る道順を求めます。

図

上の図より、家から × まで行くのに6通りあり、× から学校までは2通りなので、

   6 × 2 = 12(通り)

だから、求める道順は

   35 − 12 = 23(通り)
(答え) 23通り

プロフィール



大人気メールマガジン「コロンブス的・超発想で中学受験を成功させる方法」の発行人で、中学受験カウンセラー。メルマガは殿堂入りを果たす。理科・替え歌暗記法のCD『愛のメモリーTM』も作成。

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