算数「場合の数」[中学受験]

問題3
0000から9999までの電話番号に用いられている4けたの数のうち、0545のように5を2個以上ふくむのは何通りあるか、求めなさい。
(駒場東邦中 2007年)
<問題3の考え方と答え>
これも問題2と同じで、全体から、「5が0個」のときと「5を1個ふくむ」ときを除(のぞ)けばよいです。

まずは全体の場合を求めましょう。
0から9までを使った4けたの数は、各けたに10通りの選び方があるので、

   10 × 10 × 10 × 10 = 10000(通り)

次に、「4478」とか「9999」とか「0001」とか、「5が0個」の場合を求めます。
5以外の数は、各けたに9通りの選び方があります。

   9 × 9 × 9 × 9 = 6561(通り)

続いて、「5113」「4566」「2459」「4475」…などの、「5が1個」の場合を求めます。
例えば千の位を「5」としたら、百の位は9通り、十の位も9通り、一の位も9通りあるから、

   9 × 9 × 9 = 729(通り)

5が百の位、十の位、一の位にあるときも上と同じ考え方が成り立つので、

   729 × 4 = 2916(通り)

したがって、

   10000 −( 6561 + 2916 )= 523(通り)
(答え) 523通り

プロフィール



大人気メールマガジン「コロンブス的・超発想で中学受験を成功させる方法」の発行人で、中学受験カウンセラー。メルマガは殿堂入りを果たす。理科・替え歌暗記法のCD『愛のメモリーTM』も作成。

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