平日はしっかり、土日はゆっくり。自分のペースを守って合格をつかむ!

生活のペースを崩さずに夏休みを過ごす

夏休みはどのように過ごしましたか?

お母さま

学校があるときとほとんど変わらない生活サイクルでした。帰省でのお墓参りなど夏休みの行事も5年生までと変わらずにしましたし、外で遊んだり家族で買い物に行ったりしていたので、あまり5年生までと大きく変わった印象はないですね。合格したとき、周りからも「サッカーをしたり遊んだりしていたよね?」と言われたくらいで…。ただ、午前中は自分の部屋にこもって集中的に勉強していました。自分なりにやるべきことはちゃんとやっていたんでしょうね。


蓮太さん

普段どおりの生活や勉強の中に旅行や体験学習を入れていった、という感じで夏休みを過ごしました。自分の部屋の目につく場所に夏休みの予定表をはり、その日その日で何を勉強するかを自分で決めて予定表に書き込みました。旅行に行くときなどほとんど勉強できない日もありましたが、その他は毎日必ず勉強するようにしました。予定どおりにいかなくて休みの終わり頃にちょっと量が増えてしまいましたが、夏休みの間に決めた勉強はなんとか全部やり遂げられました。

体験学習は区が主催する子ども会議に参加しました。同じ区の小中学校からいろいろな学年の子が集まって、10年後にどんな区にしていきたいか話し合うという会議です。夏休みから始まって、全部で4回ありました。5〜6人でグループをつくり、それぞれ自分の考えを出し合い、話し合ってどんな区にしていきたいか意見をまとめていきました。最初は難しいなと思うこともありましたが、回を重ねるごとにグループのまとまりがでてきて、おもしろくなっていきました。適性検査でグループ活動検査がありましたが、このときの経験がとても役に立ちました。



模試は受けましたか?

お母さま

公立中高一貫校受検用の模試を8月と11月の2回受けました。8月に受けた初めての模試は家の都合で自宅受検しましたが、結果はボロボロでした。作文はまあまあのできだったのですが、自分のペースでコツコツと勉強する性格が裏目に出てしまったんでしょうね。じっくり考えすぎて時間が足りなくなってしまったんです。模試を受ける前に「解答欄は全部埋めなさい」と言ったのですが、最後のほうの問題が手つかずのまま残ってしまいました。模試を受けてみて、時間配分などのコツが必要だと学びましたね。2回模試を受けたのがいい結果に結びつきました。


蓮太さん

模試を受けることで、受検本番の雰囲気を味わうことができました。1回目は時間が全然足りなくなって失敗したので、2回目の模試は、ちょっと考えてわからない問題があったら飛ばして次の問題に取り組み、最後まで問題を見たあとにわからない問題に戻ってじっくり解くようにしたらうまくいきました。この模試で自信がつきました。模試を受けておいてよかったです。



大事なのは本人のやる気。自分のペースで焦らず努力すること

受検で印象に残っていることを教えてください。

蓮太さん

手洗いとうがいをきちんとして、風邪をひかないように気をつけていたので、体調を崩すことなく受検本番を迎えることができました。受検当日はすごく緊張していたんですが、父が「自分が難しいと感じた問題は、他の人も難しいと思っているから大丈夫だよ」と言ってくれて気持ちが軽くなりました。あとは環境問題をテーマにしたものや、グラフを読み取る問題など、教材で解いたのと似た問題が出たのを覚えています。作文は、作文対策用の教材で構想メモを作って書く練習をしていたので、当日も構想メモを短時間で作れて作文を書くことができたのが良かったです。


お母さま

16倍以上の高い倍率に不安になると思ったので、受検前は本人に倍率を知らせませんでした。合格できるとは正直思っていませんでしたから、合格したときは本当にびっくりしました。親はほとんど何もしなかったので、合格は本人の努力の結果だと思っています。


お父さま

受検だからといって特別なことをせず、普段どおりにしていたという印象です。受検したいと言ったのは本人なので、周りでとやかく言って追い詰めないようにしていました。「勉強しなさい」とはほとんど言わず、自分からやる気にさせるように接していました。



相模原中等教育学校の学校生活はいかがですか?

蓮太さん

中学は教科ごとに違う先生が授業をするし、内容も小学校のときと全然違います。「かながわ次世代教養」や「サイエンスチャンネル」など、初めて学ぶ勉強はおもしろいですよ。数学は代数幾何が難しいなと思いました。小学校と比べるとやはり勉強は大変で宿題も多いですが、友達もできて毎日が充実しています。部活は陸上部に入りました。小学生のときはサッカーをやっていましたが、6年生の1月に駅伝大会に出場したのをきっかけに陸上競技に興味をもちました。入学してすぐにあったオリエンテーション合宿では野外炊事、野外観察、ウォークラリーなどさまざまな活動を通してクラスのみんなと仲良くなりました。



プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

子育て・教育Q&A