大好きな水泳やブラスバンドを直前まで続けながら目標に向けてがんばる力を発揮して合格!

平成20年、東京都立北多摩高等学校を設置母体に開校した立川国際中等教育学校。海外帰国生徒や在京外国人生徒の入学枠もあり、その名のとおり、国際社会に貢献するリーダーの育成をめざして、英語による一般教科の授業などを行っている、特色ある学校です。
そんな立川国際の開校1年目に見事合格した須田奏央さんとお母さまに、受検したきっかけや合格までのストーリー、現在の中学生活の様子などをうかがいました。(2008年11月20日更新)


profile
須田奏央(すだ・かなお)さん

2008年4月、東京都立立川国際中等教育学校に1期生として入学。幼い頃から水泳やブラスバンドなどに積極的に取り組む、行動的な男の子です。父、母、中学3年生の姉との4人家族。

6年生の夏休み前、突然の「受検宣言」にビックリ

立川国際を受検することになったきっかけを教えてください。

お母さま

息子が5年生のとき、都立北多摩高校が公立中高一貫校(立川国際)になり、その説明会があるというお知らせのプリントが、小学校で配られました。そのときは、息子に尋ねても全く興味がないようでしたし、私自身も、当然、地元の公立中に進むものだと思っていたので、「こんな学校ができるんだ、すごいね」と話したくらいで、説明会には行きませんでした。ところが、6年生の7月頃になって、息子のほうから、「受検したい」と言ってきたのです


奏央さん

6年生になった頃から、友達から私立中を受けるという話を聞くようになり、高校受験がないのはいいなと思い、自分もと考えました。


お母さま

「○○くんは私立を受けるらしいよ」という話は家でしていましたが、まさか息子自身が受けるとは考えていなかったので、ビックリしましたね。進研ゼミの「チャレンジ」は小学校に上がる前の「こどもちゃれんじ」の頃からやっていましたが、受験のための勉強はしていませんでしたし。それでも、話をしてみると、本人は気持ちを固めているようだったので、もし受からなかったとしても、地元の公立中には通えるわけだし、目標に向かってがんばった経験はプラスになるだろうと考えて、受検させてみることに決めました



立川国際を受けると決めたのはどうしてですか。

お母さま

経済的に考えて私立ではなく公立中高一貫なら、それも家から近い立川国際ならという話をしたら、本人も納得していました。立川国際は名前のとおり国際的な教育に特徴があるので、本人に合っているかどうかは考えましたね。英語に力を入れていると聞き、ほとんどやっていなかったので不安に思いましたが、学校のほうから、中学に入ってからきちんと取り組めばいいと聞き、安心しました。比較的、周囲の環境にはなじみやすい子なので、その点は合っているだろうと思いました。



水泳とブラスバンドを続けるため、塾に行くことは選ばなかった

受検を決めてから、どんな勉強を始めましたか。

お母さま

塾に行くことも考えたのですが、息子は週5日水泳を習い、土・日は地域のブラスバンドでパーカッションをやっていて、とてもそんな余裕はありませんでした。


奏央さん

水泳は1歳のときから始めて、今は選手コースで自由形をやっています。ブラスバンドは、多摩市の小学生から大学生までが集まってやっているもので、担当はパーカッションです。水泳は記録が少しずつ伸びるのがうれしかったし、ブラスバンドはいろいろな人と話ができたり、一緒に演奏したりするのが楽しかったから、受検するからといってどちらもやめたくはありませんでした。


お母さま

私自身も、どちらも好きでやっていることだし、ずっと続けさせてやりたいという気持ちがありましたから、塾に通わせるのはムリだと判断しました。そこで、以前送られてきた資料で、進研ゼミに公立中高一貫校受検対策用のコースがあったことを思い出し、「家でこれをやるしかないと思うけれど、できる?」と聞いたら、本人は「できる」と。学校の勉強もありますし、これ以上増えて大丈夫かなという不安はありましたが、それまではためずに毎月取り組んでいたので、ある程度、自分で勉強する力はついていると思いましたし、本人の気持ちを尊重して、がんばらせてみようと決めました。



開校1年目で情報がなかったと思いますが、どのように情報収集をしましたか。

お母さま

受検することは友達にも小学校の先生にも伝えていなかったので、誰かに聞くわけにもいかず、学校のホームページが頼りでした。最初のうちはあまり載っていなかったのですが、だんだん増えていったので、こまめにチェックするようにしました。適性検査問題の例も掲載されていたので、ダウンロードして取り組ませました。それでも、情報は不足気味で不安だっただけに、教材と一緒に毎回届く保護者用の冊子などの情報が、とても参考になりましたね。お守りのようにいつも手元に置いて、受検された先輩親子の体験談とか、時期に合わせた注意事項とかをくり返し読んでいました。



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「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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