大好きな水泳やブラスバンドを直前まで続けながら目標に向けてがんばる力を発揮して合格!

突然の大雪にパニックになるも、落ち着いて本来の力を発揮

受検前日から当日のことを教えてください

お母さま

前日は、ブラスバンドの練習に参加していたのですが、早めに切り上げ、あまり勉強もしないようにして、早めに寝かせました。当日は、大雪が降ったんですよ! 夫に車で駅まで送ってもらうつもりだったんですが、車は出せない。そもそも、乗るはずだった電車も動いていない。急きょ、動いていた別の路線の電車を乗り継いで行くことにしました。なんとか間に合ったんですが、その路線はそれまで使ったことがなく、焦りと不安でいっぱいでしたね。検査会場の最寄りの駅から、普段なら歩いて20分くらいなんですが、その日は30分くらいかかり、おまけに雪で荷物も靴もぬれて、受検票もグチャグチャ。靴下の替えだけは持っていてよかったです。慌ただしく息子に荷物を渡したのですが、早めに持ち物を親子別にしておけばよかったとも思いました。


奏央さん

会場に行ったら想像以上にたくさん人がいたので、それにもビックリしました。


お母さま

検査会場は他にもありましたから、これは受かるのは大変だと改めて思いましたね。この中で門の前に塾の関係者らしき人たちがズラッと並んでいて、その雰囲気にも圧倒されました。



適性検査を受けているときはどんな気持ちでしたか?

お母さま

他の保護者のかたが、「学校や習い事を1週間休ませて勉強させた」などと話しているのが耳に入りました。「そこまでさせなきゃいけないんだ」と思い、雪の準備をしていなかった後悔もあって、つらかったです。でも、終わってから息子の表情が明るかったので、安心しました。


奏央さん

砂時計を2つ使って時間を計る問題があったんですが、似たような問題を受検対策コースの教材でやったことがあったことを思い出して、「これなら解ける!」と思い、気持ちが楽になりました。作文は、思っていなかった内容で大変でしたが、目の前の問題を解くことしかできないんだと思い、よく考えて解きました。終わったときは、難しかったけれど、やることはやったという気持ちでしたね


お母さま

難しいながらも答えは書けたようだったので、落ちたとしても、習い事などをあきらめずに取り組みながらがんばったのだから、悔いはないなと思いました。半分あきらめていたので、合格したときはうれしかったですね。



受検勉強を通じて養った力は一生の財産になる

中学生活はどうですか?

奏央さん

話の合う友達が多くて、とっても楽しいです。勉強は、社会の調べ学習とか、レポートを書いて提出することが多いです。大変だけれど、自分でいろいろなことを調べてわかったときとか、うれしいですね。水泳とブラスバンドは、今も続けています。


お母さま

忙しいですけれど、充実した毎日を過ごしていると思います。このまま、自分のやりたいことを続けて、自分で責任をもって生きていく力をつけてくれればいいなと思います。



最後に、受検生や保護者のかたへのメッセージをお願いします。

奏央さん

適性検査では、予想しなかった問題が出ることもあると思うけれど、あきらめないで考え、何か答えを書くことが大切だと思います。


お母さま

私のように当日、雪が降ってもパニックにならないように、いくつかのルートでの行き方を把握しておくことをオススメします(笑)。合格できたのは、宿題や提出物など、小学校の勉強をきちっとやっていたことがよかったのかもしれません。それから、適性検査で必要なのは、やはり、文章を書く力だと思います。受検勉強を通じて、その書く力や、目標に向かってがんばる力が身につきました。きっとそれは大きな財産になると思います。



プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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