算数「平面図形と比(1)」[中学受験]
問題4 | ||
(金蘭千里中 2008年) |
<問題4 (1)の考え方と答え> | ||||||
まず、三角形DEF について図をかき出してみましょう。 | ||||||
<問題4 (2)の考え方と答え> | ||||||
考え方としては、(1)で三角形DEFの面積が三角形ABCの何倍かわかったので、三角形GHIが三角形ABCの何倍か?…を求めればいいということですね。 問題文の中の、「点○を通り、……に平行」という条件をまだ使っていないので、ここにヒントがあるのかも? と当たりをつけて図をかいていきます。 AC と BA それぞれの延長線上に、次のように点J と 点K を付け加えます。
三角形GHI は 三角形ABC を7倍に拡大(かくだい)したことになります。 ということは、面積比は? 三角形ABC : 三角形GHI = ( 1 × 1 ) : ( 7 × 7 ) = 1 : 49 三角形GHI の面積は、三角形ABC の49倍です。 三角形DEF の面積は、三角形ABC の18倍でしたから、 斜線部分の面積は、 49 — 18 = 31 |
以上です。
4つの問題を取り上げましたが、どうでしょうか? 難しいと感じましたか? でも、「底辺比=面積比」「相似比を見つける」ことができれば、問題は解ける…ということもわかってもらえたと思います。今後、きみが他の「平面図形と比」の問題に取り組むときは、
・「底辺比=面積比」
・「相似比を見つける」
これらのことを最初に思い出して(問題の横に書いてもいいぐらいです)、落ち着いて考えてみてね。
合格総理大臣 ミスター・ツカムでした。