【回答:吉本笑子】塾
「中学受験は親子の受験」とも言われ、保護者のかたの役割はとても大きいもの。受験準備が進むにつれて、心配事や気がかりもいろいろ出てくるでしょう。よくある相談事例について、専門家の先生がたや、合格家庭の先輩保護者のアドバイスを集めました。
子どもの成績アップのため、塾の先生に協力してもらいたい
子どもの成績アップのため、塾の先生に協力してもらいたい
Q | 塾の先生とうまくつきあい、子どもの学習をサポートしたいです。 親はどのように接したらいいでしょうか? |
A | 塾の先生たちは皆さん、「子どもが良くなること」、「受講生やその親御さんに喜ばれること」を望んでいらっしゃると思うので、その気持ちを大切にして、先生に協力をあおいでください。 そのとき、気をつけたいことは、あくまでも先生には「子どもをより良くするための情報をもらう!」という姿勢です。お母さんが不安になったからといって、相手のことも考えず、すぐに電話をするようなことのないようにします。 面談などの機会には、先生から知恵や情報を引き出すために、できるだけ具体的な質問を用意します。 例えば、現在の子どもの問題点を聞き、その改善に対して、家庭でのバックアップについて具体的な方法を提案してもらうようにします。その後、経過を報告し、新たな問題点を模索、さらに改善していけるようにしていきます。 また、先生に声をかけてもらい、子どものやる気を刺激してほしい場合がありますね。そんなときは、先生の負担を最小限に抑えるよう家庭で工夫をするといいですね。 例えば、塾の課題とは別に、家庭学習したものなどを持っていって、見てもらうようお願いしておきます。 先生からみれば、授業の終わりにほんの1〜2分話をするだけのことですが、子どもは先生との約束なので「毎日やらなきゃ!」と思い、それが「反復学習」となり基礎力の定着へとつながるでしょう。 先生とお子さんのコミュニケーションの機会が増えるので、信頼関係を育てることもでき、子どものやる気を引き出すきっかけにもなりますね。 |