少子高齢化と福祉を考える! 適性検査対策として今家庭でできることは?

おじいちゃん・おばあちゃんの話が適性検査に役立つ!?

少子高齢化の一方で、核家族化が進んでいることもよく耳にすることです。2005年国勢調査速報によると、1世帯あたりの人員は全国平均2.58人でした。つまり3人家族にも満たないわけですから、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に暮らす家庭が減っているのもうなずけます。
核家族化が進むということは、昔ながらの伝統や生活の知恵を子どもたちに受け継ぐ機会がなくなっていくということです。文明が発達した現代に生まれた子どもたちは、家電など便利な道具は知っていても、その道具の根本的な仕組みやその道具が生まれた背景については知らないことが多いようです。実は公立中高一貫校の適性検査では、昔の道具や生活の工夫などについて考えさせる問題が出ています。


過去の出題例
・氷の冷気で食べものを冷やす昔の冷蔵庫について考えさせる問題
・いろりがみられなくなった原因を考えさせる問題
・かまどの薪(たきぎ)がよく燃える理由を書かせる問題


ゴールデンウイークや夏休みには、親子でおじいちゃん・おばあちゃんの家を訪ねてみるのもよいのではないでしょうか。地域の活動や会合で高齢者と接する機会があるなら、お子さまと一緒に積極的にかかわってみましょう。子どもたちに自らの体験を語り継いだり、おはじき、お手玉、めんこ、こまなどの昔の遊びを伝えたりする活動をしているお年寄りの団体もあるようです。異なる世代の人と接することは、お子さまにとって良い学びの機会となるに違いありません。



親子で考えてみよう

少子高齢化が進むと…

人口は?
  • 労働人口が減少
  • 高齢者世帯の増加
  • 子どもが減り人口が減少すると、都市化が進み、地方では過疎化が進む可能性も
地域社会・経済は?
  • 労働人口の減少による活力の低下
  • 経済規模の縮小・消費の停滞
  • シニア向けサービスの拡大
医療・福祉、社会保障は?
  • 医療費の増大
  • 介護保険給付費の増加
  • 現役世代の負担の増加
家族は?
  • 子どもが減ると、兄弟姉妹や子ども同士の触れ合いが減少
  • 伝統や生活の知恵が伝承されなくなる

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「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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