算数「相当算・売買損益(2)」[中学受験]

「割合(わりあい)」の単元の中でも中学入試問題でよく出題される「相当算」「売買損益」を取り上げます。あたえられた条件をもとに、ものの金額や商品の数などを求めるといった問題は、自分が商売をしているとイメージしながら解き進めると、楽しみが増すのではないでしょうか。
今回も全国の中学校入試問題からバラエティー豊かな良問を集め、ツカム先生がていねいに解説していきます。じっくり取り組んで、理解を深めていきましょう。


■算数「相当算・売買損益(2)」

こんにちは、合格総理大臣 ミスター・ツカムです。
「相当算・売買損益」は、「割合」の単元にふくまれます。ですから、割合の基本を完ぺきに理解しておいてね。まだ不十分の人は、この機会に定着させましょう。


割合の基本とは、百分率の求め方や以下の表のような歩合(ぶあい)です。
売買損益の問題に取り組む前に再チェックだよ。

表

相当算は、ある金額が、全体のどれだけに相当するのか?
…という考え方をするので、こういう名前になったんですよ。
金額だけでなく、重さや長さなどの問題もあります。


「相当算は、そうとう難(むずか)しいです」って、だれかダジャレを言ってるでしょ? わかりますよ。ミスター・ツカムも昔言ってたからね(笑)でも、ちがうよ。基本的な考え方をマスターしたら、そうとう簡単(かんたん)だからね。しっかり自分のものにしてください。
では問題に取り組みましょう。


問題1

(昭和学院秀英中 2007年 第2回)
<問題1の考え方と答え>
「相当算」の最も基本的な問題です。
まず問題文をしっかり読んで、図をかいてみましょう。




図







図



図

わかりますか?

    

    

    

次に、この1800円は、

    

    

    

最後に、この7200円は、

    

    
    
(答え) 9000

問題2

(城北埼玉中 2007年 2回)
<問題2の考え方と答え>
これも「相当算」の問題です。




    



    



    

3人の所持金を合わせると、

    

    

    
(答え) 1200円

プロフィール



大人気メールマガジン「コロンブス的・超発想で中学受験を成功させる方法」の発行人で、中学受験カウンセラー。メルマガは殿堂入りを果たす。理科・替え歌暗記法のCD『愛のメモリーTM』も作成。

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