センター試験【大学受験の基礎知識】

独立行政法人大学入試センターが、毎年1月に大学や高校、全国約700会場(2007(平成19)年度は735)で行うのが大学入試センター試験。
2007(平成19)年度では、6教科28科目のテストが用意され、2日間にわたって行われ、51万1,272人が受験しました(2008(平成20)年度も科目数は変わらず、時間割もほぼ同様)。
出題は高等学校で習う教科書レベルの基本的な問題で、解答はすべてマークセンス方式、平均得点率が60%となるよう例年難易度が設定されています。科目間で平均点に大きな差が出る場合には、得点調整も行なわれます。

センター試験は、1990(平成2)年に、それまで1979(昭和54)年から行われていた共通一次試験に代わって始められました。
当初は国立大学受験のための共通テストとして行なわれ、今でも各国立では独自に行なう2次試験(個別試験。国立は前・後期、公立は前・後期の間に中期を行うところもあります)と組み合わせて合否を決定する材料としています(ほとんどの大学は合計点で判定するが、なかには参考とするだけの大学もあります)。
また基準点を設け、それに達しなければ2次試験が受けられないという、いわゆる2段階選抜を行う大学もあります(2007(平成19)年度は国公立30大学49学部)。
利用する科目は、国公立大学で2007(平成19)年度入試では、109大学403学部が5教科7科目(以上)の受験を課しています。

私立の利用も増え、平成19年度入試では450大学1231学部が参加しました。利用の仕方は様々で、課される科目も1科目利用型から、国立並みの7科目利用型までさまざま。
センター利用入試という呼称で、センター試験の成績だけを合否判定に使う方式も拡大しています。

検定料は3教科以上受験で1万8,000円、2教科以下受験で1万2,000円です。

2005(平成16)年度からは、センター試験の成績を複数年使えることになりましたが、現在までのところ利用する大学は少ないままです。
また年複数回実施するというアイデアも出されていますが、今のところ具体的な計画にまでは至っていません。

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