高等学校卒業程度認定試験【大学受験の基礎知識】

かつては大学入学資格検定(大検)と呼ばれ、合格すると高等学校の卒業資格がなくても大学受験資格を得られるという制度でした。
高校中退者が急増した1998(平成10)年以降受検者が増え続け、2001(平成13)年のピーク時には年間の受検者が3万2,000人以上となりました。

しかし、少子化のなか、高等学校の多様化も進み、中退者の絶対数が減る中、受検者数は以後2004(平成16)年まで大きく減少していました。しかし、2005(平成17)年は23,784人、2006(平成18)年は26,216人と再び増加の傾向が見られます。

制度の弾力化も進み、2001(平成13)年からは8月と11月の年2回実施となりました。
2005(平成17)年度からは名称も変わり、合格に必要な科目も国・地歴・公民・数・理・英の中からの8科目から9科目に削減されました。内訳は国・数・外国語(英語)が必修で、公民からは現代社会1科目か倫理および政・経の2科目、地歴では世界史A・Bから1科目と日本史A・Bか地理A・Bのうちの1科目、理科は5科目のうち2科目が必修、となっています。

その他、大学への入学資格だけでなく就職等においても高卒程度とみなされること、またこれまで定時制・通信制の生徒にだけ与えられていた受験資格が全日制の生徒にも与えられるようになり、合格科目も卒業単位として認められるようになった点が大検と大きく異なります。

試験は2日間で各都道府県一会場で行われます。受験料は7科目以上9科目以下で8,500円、4科目以上6科目以下で6,500円、3科目以下で4,500円。
一回の試験で全科目に合格しなくても科目合格という制度があり、高校での単位修得とあわせて合格となることも可能です。

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