受験までにかかる費用【大学受験の基礎知識】
大学受験準備のための塾、予備校にはさまざまなタイプのものがあります。また高校へ通いながら利用する場合と、浪人生として通う場合とでは条件も通うコースも全く違います。
現役生の場合は、学年にもよりますが、高3の場合で、週に2回から3回、英・数・国中心に受講するのが一般的でしょう。また自分の不得意な科目や、私大を第1志望に絞り込んでいる場合にはそのために必要な科目だけを学ぶケースも多いようです。
一斉授業形式のものと、個別指導型とがありますが、一斉授業形式では1科目週1回で約1万円から1万5,000円、個別指導型では週1講座あたり月1万5,000円から2万5,000円程度、またVTR、DVDを使ってのクラスだと1万5,000円ぐらいです。
浪人生のためのコースでは、高校と同じように毎日授業があるのが一般的で、費用もかなり割高となります。
受験料はセンター試験が1万2,000円か1万8,000円、国立が一律1万7,000円、私大が1回につき2万円から3万円です。私大では最近、一般入試に出願すればセンター試験利用入試も受けられたり、1回の出願で全学部共通日程と学部独自の日程の両方が受けられたり、また1回の受験で複数の学科が受験できたりするケースなど、一つの大学で受験生に受験機会を増やしてもらいやすいような方式をとる大学が増えています。センター利用はプラス1万円でとか、何回以上受験すると受験料が大幅に割引になるなどの工夫を行っている大学も目立ちます。
滑り止めを確保するため、どうしても入学手続きを済ませておかなければならないケースでは、ほとんどの大学が最近は入学金だけを対象とするようになりました。