「うわっ…この成績、低すぎ…?」新学期が始まる前にやっておきたいこと
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お子さまが持って帰ってきた成績表を見て、思うところのある保護者のかたも多いのではないでしょうか。
高校受験のことを考えると、みすみす放置できないのがこの成績表。小学校のころのように、「がんばりましょう」「よくできました」と、はげますだけでいいのかと不安になりますよね。
新学期が始まる前になんとかしたいけれど、どうすればいいのかわからない……。
そんなときにぜひ親子でためしていただきたい、成績&やる気アップの方法をご紹介します!
(勉強法アドバイザー 七海)
ニガテを見つけて成績アップにつなげよう!その1
たとえば、成績表を見て数学の成績がイマイチだったとします。
「新学期からは、数学をがんばろうね」とまでは言えても、具体的な内容については迷われることもあると思います。
お子さま自身も「数学がニガテ」まではわかっていても、何がどうしてこんなことになったのかはわからないということが多いです。
そこで、春休みにぜひ取り組んでほしいのがニガテ発見&攻略。
今まで習った範囲で、具体的にどの単元がニガテなのか、どこでつまずいているのかを見つけて復習するのが目的です。
お子さまに、「春休みの間に、ニガテを見つけてやっつけよう!」と声かけしてみてください。
ニガテを見つけて成績アップにつなげよう!その2
具体的なニガテ発見&克服の方法としては、定期テストの見直しがオススメです。
過去の定期テストを振り返って、間違えた問題を解くように促してみてください。
解けない問題には、ニガテが隠れているといえます。
「英単語や公式、用語を忘れている」という場合、まずは暗記をすることが大切!
教科書を見ながら、用語や公式をくり返し「読む・書く・聴く」で記憶に定着させましょう。
「解答・解説を見てもチンプンカンプン」という場合、その問題は要復習。
その問題の単元ごと、教科書の基本問題を解くなどして復習しましょう。
いずれの場合も、暗記や復習をした後に、もう一度定期テストの問題を解いてみて、スラスラ解けたらクリアです。
また、「テスト?捨てたけど。(意訳:見せたくない)」というタイプには、ワークなど学校教材の振り返りをオススメしてみてください。
ワークで間違えた問題をもう一度解くことで、自分が忘れていることやニガテなところに気が付くことができます。
ニガテなところは伸びしろと言えるので、攻略することが成績アップにつながっていきますよ。
高校を調べてやる気アップにつなげよう!
もう一つ、春休みにぜひやってほしいのが、お子さまと一緒に高校について調べてみること。
「この成績で高校に入れるの?」といった、高校入試への漠然とした不安は、制度や情報を知れば和らげられることが多いです。
また、高校入試の制度を理解することで、お子さまのやる気がアップすることも。
たとえば、お住まいの地域の公立高校入試で、「中学3年間の成績が高校入試に関わる」としましょう。
お子さまがそのことを知れば、「今からがんばらなきゃヤバイ」ということに気が付くはず。
調べているうちに興味のある高校が見つかれば、高校受験の目標にもなりますよ。
まとめ & 実践 TIPS
「成績表をどげんかせんといかん!」という保護者のかたは、春休みにアレコレやらせたくなってしまいがち。
とはいえ、勉強を「やれやれ!」と言っても「ヤレヤレ……」というため息しか返ってこないのが中学生。
無理強いせずに、つぶやき感覚で声かけしたり、一緒に情報を調べたり、距離をあけて援護射撃をしてあげましょう。
つい怒ってしまいそうなときは、お子さま自身も同じように悩んでいると考えてみるといいかもしれません。
「成績を上げたい・やる気を出したい・勉強したい……けど、どうしていいかわからない」という相談は、本当に多いです。
お子さまが自分で考えて勉強できるように、保護者のかたがうまく手助けをしてあげられるといいですね。
七海 あかり
アドバイザー歴 3年
自分自身が勉強や進路選択で悩んだ経験を同じように悩んでいる子どもたちのために役立てることができれば、という思いからアドバイザーに。簡潔に、わかりやすくアドバイスを伝えることを心がけている。
座右の銘:死ぬこと以外かすり傷
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