中学校のテスト結果が予想以上に悪い……その時保護者は?
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テストの結果が悪かった中学生からは、「部活を辞めなければいけない」(中1・2)、「塾に通うことになる」(中3)というように点数を気にしている相談がたくさん寄せられます。保護者のかたも、ついつい点数に目が行きがちになりますよね。
中学校の成績は定期テストだけで決まるわけではありません。
授業中の取り組み・提出物なども大きく影響するので、結果を冷静に受け止めて、「目標点数まであとどのくらい上げればいいのか」「そのためにはどうしたらいいのか」ということを具体的に考えられるといいですよね。
(勉強法アドバイザー 三浦)
この記事のポイント
テストの目的
テストは授業で習ったことが理解できているか確かめるものです。
点数がとれていなかったというのは、理解できていない部分(=ニガテ)が見つかったということになります。
お子さまには「わかっていない部分が今わかってよかったね、復習して解けるようになれば大丈夫だよ、次のテストから改善しようね」と声をかけてあげてください。
親というのはあくまでも見守り・手伝う人なので、テストの目的を伝えることで、お子さまの安心につなげていきたいですよね。
テストが終わったらテスト直しをする
中学校のテストは「見つかったニガテを次のテストや入試までに克服しておこうね」ということを教えてくれる強い味方です。
間違えてしまった問題を自力で解けるようになるまで解き直しをしましょう。そして、答案を見て、どこの理解が足りなかったのかを特定できるといいですよね。
テストの間違え方からのおすすめの復習法
●勉強したけれど解けなかった
たとえば、公式は覚えていたけれど、使い方がわかっていなくて解けなかった……という場合には、「覚える」だけではなく「定着」できるよう問題演習を繰り返しましょう。
●勉強していなかったから解けなかった
テストまでの勉強時間が足りずにテスト範囲の勉強が終わらなかったという場合には、次のテストではテスト2週間前から勉強できるよう余裕をもった勉強計画を立てられるよう、お子さまが困っていたらサポートしてあげてください。
●ケアレスミスで失点した
どのようなケアレスミスで失点したのか確認しましょう。
ケアレスミスの原因がわかったら、普段の勉強からミスしやすいポイントを意識して問題を解くと、ケアレスミス対策につながります。
まとめ & 実践 TIPS
中学校生活ではテストは大きな存在です。
ついつい点数に一喜一憂して、焦ったり不安に感じたりということもあると思います。
中学三年間では15回前後の定期テストが実施される学校が多いのではないでしょうか。
そのうちの1・2回のテスト結果で人生が大きく変わるということはまずないです。
あまり重く考えず、一回一回のテストがお子さまを成長させていると思って、見守っていきたいですよね。
三浦ゆみ
アドバイザー歴8年
心身ともに大きく成長する中学生の悩みに寄り添いたいという思いでアドバイザーに。
中学生がどんな気持ちで相談しているのかということを考え、「具体的に、わかりやすく」を大事にし、回答を心がけている。
座右の銘:人生いくつになっても勉強。新たな課題を克服していくことで成長していきたい。
趣味:フィギュアスケート観戦 高校生1女の母。
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