クイズやパズルで楽しく学ぶ 小学校低学年からはじめる『都道府県』の覚え方

中学・高校入試で問われる【都道府県】は、基本情報の「名前」「位置」だけでも約100近く覚える必要があり、さらに「県庁所在地」「おもな産業」などの観点を加えていくと、観点ごとに約50ずつ覚えることが増えていきます。
中学受験に向けて、早い段階から全国各地に旅行するなど、都道府県をマスターするための対策をしているご家庭もありますが、今回は身近な機会を使ってできる学び方をご紹介します。

この記事のポイント

【スーパーの売り場】で、都道府県の名前に親しむ

小学3年生の社会では「自分たちの市や町」など身近な地域について学習し、市や町よりも広い範囲の都道府県は小学4年生の社会で学習します。
つまり小学3年生以前で都道府県の学習を始めるということは、ややハードルが高いといえます。

そこで小学3年生以前に都道府県の学習を始めるなら、「都道府県には47あって、それぞれ名前が違う」という大前提の確認からするとよいでしょう。
そして都道府県が47あると知ったうえで、都道府県の名前を意識して見たり、聞いたりする機会を増やし、都道府県の名前に親しめるようにします。
最初は47都道府県を全て網羅しようとせずに、「知っている都道府県を少しずつ増やしていく」ようにすればよいです。

都道府県の名前に親しむ一番お手軽、かつ社会の学習に役立つ方法は、スーパーの売り場にある野菜・果物、生鮮食品などの産地表示に、「都道府県の名前がどこに隠れているか?」を子どもと一緒に探すことです。
産地表示には、都道府県の名前だけではなく、「夕張メロン」「練馬ダイコン」など、地名や市町村名が含まれるものがあるため、都道府県の名前と地名・市区町村名との区別ができないうちは一緒に見て教えてあげるのがよいでしょう。そのようにして都道府県とそれ以外の見分けがつくようになると、「仙台県・名古屋県」といった誤りにも気づけるようになります。
なお、スーパーの売り場は農産品の生産・流通・消費を学ぶ事例の宝庫であり、中学・高校入試の問題で題材としてもよく扱われています。一緒に買い物に行ったりする、体験を伴った学習は印象に残りやすいので積極的に実践したいものです。

  • まず都道府県が「47」あることを確認する
  • スーパーの売り場での産地表示で、都道府県の名前に親しむ

都道府県の名前を使った【なぞなぞ】【クイズ】で遊ぶ

都道府県の名前がある程度わかるようになってきたら、都道府県の名前を使った【なぞなぞ】や【クイズ】で遊ぶようにします。
たとえば「≪太郎山田≫のように、名字を後回しにする県は?(答え:「名が先」なので長崎県)」など、【なぞなぞ】を通して都道府県の名前を楽しく印象づけられます。

小学校低学年は、文字・漢字を覚える時期でもあるので、都道府県の名前を構成する漢字や読みに注目した【クイズ】も有効です。
たとえば「山」「岡」「島」の漢字が使われている県の名前を思いつく限り挙げてみたり、動物の漢字が含まれている県の名前を挙げてみたりすることで、漢字の学習にもなります。

また、都道府県章とよばれる都道府県を代表するマークには、「【ふ】を図案化(福島県)」、「【フ】【ク】【イ】を組み合わせ(福井県)」などのように、都道府県の読みで使われる「ひらがな」「カタカナ」をモチーフにしたものもあるので、マークからどの県かを当てる遊びもあります。

このような【なぞなぞ】【クイズ】は解くだけでなく、子ども自身が考えて作ったりすると、より強く印象に残るので一緒に挑戦してみてはいかがでしょうか。

  • 都道府県の名前で【なぞなぞ】【クイズ】をしたり、作ったりする

都道府県の形を使った【見立て】【パズル】で遊ぶ

都道府県の名前が分かるようになれば、都道府県の位置や形を学んでいきます。都道府県の形には、特徴のある半島や海岸線の形で見分けがつきやすい県があります。
たとえば青森県、鹿児島県などは半島の形が特徴的で、その様子は県章(県のマーク)にも図案化されています。
また、都道府県の形を動物などに【見立て】、親しみやすくする方法もあります。
たとえば群馬県は郷土かるた(上毛かるた)では「鶴」とうたわれたり、千葉県では県の形を「犬」に見立てたキャラクターが考案されたりしています。

ご家庭でも都道府県の白地図を使って、かたむきや方向を変えて「何に見えるか?」と想像して、絵に描いてみると形の印象が残りやすくなります。

さらに、都道府県の【パズル】があれば、「北海道の上に、どれだけ都府県のパーツがのせられるか?」を競う遊びもできます。これは都道府県の形に加えて、大きさの感覚も養われるので、大人も一緒に楽しみながら挑戦してみてはいかがでしょうか。

  • 都道府県の白地図が「何に見えるか?」を想像して、絵を描いてみる
  • 【パズル】で北海道にどれだけ都府県のパーツがのるかを競う

まとめ & 実践 TIPS

47ある都道府県について「名前」「形」を覚えることは、小学生にとってハードルが高いと思われますが、スーパーでの買い物などの身近な生活体験や、なぞなぞやクイズといった遊びを上手に活用して、楽しく学んでいただければと思います。

株式会社プランディット 社会課 十河(そごう)
編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの社会(地歴公民)の教材編集を担当。

プロフィール

株式会社プランディット

1988年創業のベネッセ・グループの編集プロダクションで,教材編集と著作権権利処理の代行を行う。特に教材編集では,幼児向け教材から大学入試教材までの幅広い年齢を対象とした教材・アセスメントの企画・編集を行う。

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