『ざんねんないきもの事典』最新刊発売&アニメ映画化!これまでの人気ネタ、話題の最新エピソードは?
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「パンダが一日中食べてるササの葉には、栄養があんまりないんだって」
「知ってる! 『ざんねんないきもの事典』で見たよ」
こんな会話がよく聞かれるほど、全国に子どもいきもの博士を激増させた「ざんねんないきもの事典」シリーズ。最新刊『おもしろい! 進化のふしぎ ますますざんねんないきもの事典』(高橋書店)が2021年4月発売。2022年夏にはなんとアニメ映画公開も決定!
2016年にスタート以来累計430万部突破、サンシャイン水族館とのコラボ、アニメ化、テレビドラマ化ととどまるところを知らない“ざんねん”人気。でも、「たくさんあって、どこから読んだらいいのかわからない…」という方もいますよね。そこで、第6弾となる新刊の最新ネタと、編集部で人気のネタを厳選して大公開。今日の会話のネタにしてください。
最新刊は“ますます”ざんねん。タスマニアデビルの意外な弱点は?
“ざんねん”な分、よけいに愛らしい地球のいきもの。最新刊『ますますざんねんないきもの事典』にはどんないきものが登場するのでしょう? 注目のネタを紹介します。
かわいらしい外見と、恐ろしい名前を持つタスマニアデビルがシリーズ初登場。ふっくらした魅力的なしっぽが弱点にもなってしまうんですね。今回の新刊では一番調査がむずかしいいきものだったそう。
毛づくろいには、見た目のおしゃれ以外の重要な役割がありました。第1弾、第3弾『続々ざんねんないきもの事典』に続いて登場のラッコ。子どもにも大人にも大人気のいきものですが、愛される秘訣は、 “ざんねん”がたくさんあることなのかもしれません。
食虫植物ウツボカズラと動物のツパイ。協力関係にあるけれど、注意しないと大変なことに…? 最新刊『ますますざんねんないきもの事典』には、新章“どっちもざんねん”が登場。地球上のいきものはそれぞれの種だけで存在しているわけではありません。環境や他のいきものとの関係がとっても大切なんですね。
このほか、オオアリクイやネズミなど、“ますますざんねん”ないきものがたっぷり登場!
それぞれちがう生き方が魅力。編集部で人気のネタはこれ!
最新刊『おもしろい! 進化のふしぎ ますますざんねんないきもの事典』を含め、現在シリーズは計6冊。どこから読んでも楽しいネタがいっぱいです。ベネッセ教育情報サイト編集部で人気を集めたネタと、小学生の感想を紹介します。
・シリーズ最多登場のいきものは?
第1弾『ざんねんないきもの事典』に登場し、衝撃を与えたシマリスのしっぽ。リスはシリーズ最多登場。ざんねんな魅力いっぱいのいきものなんです。
「この後の人生シッポがなくても生きられるのかなあ」(たけろう・8才・小3)
「しっぽがかわいいのに。でもしっぽ取れてもかわいいね」(ゆり・9才・小4)
・得意技は、それぞれちがうよ
いきものにとっての長所は、住む場所を変えると短所になってしまうこともあります。第2弾『続ざんねんないきもの事典』に登場するメンダコは長い足も持たず、スミもはけません。タコらしくはないけれど、深海に暮らしているので問題なし! “らしく”なくてもいいんです。
「暗い海に住んでて、魚とぶつからないか心配になりました」(はの・7才・小2)
「なんにもできなくてかわいい」(ゆり・9才・小4)
スカンクのくさいおなら(正確にはおならではなく液体)は有名ですが、武器だけではなく、まさかのモテポイントに。得意技も魅力も、いきものそれぞれ。第1弾『ざんねんないきもの事典』に登場しています。
「パパのおならは超臭くてきらいになりそうになる。スカンクは好きになるんだね」(まさき・7才・小2)
「人の匂いを嗅ぎ分けるのが得意だけど、臭いのは嫌だなぁ」(ちり・11才・小5)
・やっぱり気になる、うんこの話
子どもたちに大人気のうんこネタもいっぱい。うんこでどろだんごをつくっても、「うんこで遊んではいけません!」と怒られないオオカワウソの家族は、第3弾『続々ざんねんないきもの事典』に登場します。
「なんのために」(たけろう・8才・小3)
「さわりたくないけど、こんな動物いるんだなってわかってたのしい」(はの・7才・小2)
かっこいいゴリラの“ざんねん”なベッドメイキングは、第6弾『ますますざんねんないきもの事典』に登場。人間に近い存在ですが、ゴリラは草食で、うんこはパサパサ。うんこの扱いをまねするのはやめましょう。ちなみにゴリラは第1弾『ざんねんないきもの事典』にもうんこの話で登場します。
「よく眠れなさそう」(ひろ・9才・小4)
「ベッドをつくるところは楽しそうだけど、うんこのおやつは無理だなと思いました」(こえだ・11才・小6)
・家族で話したい、家族ネタ
「もし我が家だったら…」と話すと盛り上がりそうな、いきものの家族の姿。第5弾『さらにざんねんないきもの事典』に登場するのは、オカピの子どもがお母さんを見分ける方法。人間にはオカピのおしりの区別はつきませんが、オカピのほうでも「人間のおしりは見分けがつかない!」と思っているかもしれません。
「マジで! お母さんがシマシマパンツはいてたらそれで見分けるってこと?」(ゆり・9才・小4)
「私は血管の模様でお母さんを見分けられます」(ちり・11才・小5)
とってもやさしいコブハサミムシのお母さんは、第4弾『もっとざんねんないきもの事典』に登場。いきものはみんな、親が子どもを守りたい気持ちは同じ。シリーズにはいろんな家族の形が登場します。
「バッドエンドすぎる」(まさき・7才・小2)
「嫌いだったけど、一生けんめい生きてるんだなあと考え直しました」(こえだ・11才・小6)
『ざんねんないきもの事典』シリーズはなぜ人気? すごくないところに着目!
どこから読んでもクスっと笑え、いきものが好きになる『ざんねんないきもの事典』シリーズ。『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』でもランキング上位の常連です。第1弾『ざんねんないきもの事典』は2連覇を達成。なぜ、これほどまでに人気になったのでしょうか?
その秘密は、“ざんねん”に注目したところ。これまでの図鑑は、「足が速い!」「こんなに飛べる!」といきものの“すごい”ところに着目するものが主流でした。すごい特徴はもちろん素晴らしいですが、すごくなさそうな特徴も、生きるために生まれた大切なもの。「どうしてこうなった!?」と考え、「無駄に見えて実は役に立っているんだ」と知ることは、子どもたちがこれから生きるためのヒントになります。
シリーズ監修は動物学者の今泉忠明先生。「本を読むことを通じて、子どもたちに知識をつける『楽しさ』を知ってほしい」と、毎回700~800の情報を調査し、100ネタほどに厳選して本にまとめています。
小学校低学年の子も、いきものにくわしい大人もみんなが楽しめる『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』シリーズ。ぜひ、親子でページをめくりながら、「すごくなくたって、生きていける!」「ざんねんだから、愛おしい」を感じてみては。
●『ざんねんないきもの事典』シリーズ一覧
第6弾(最新刊)『おもしろい! 進化のふしぎ ますますざんねんないきもの事典』(今泉忠明:監修/高橋書店)
ネズミはべつにチーズが好きなわけではない/セミは寝ぼけて鳴く ほか収録
第5弾『おもしろい! 進化のふしぎ さらにざんねんないきもの事典』(今泉忠明:監修/高橋書店)
パンダアリはわけがわからない/チンアナゴはたまにうんこを食べてしまう ほか収録
第4弾『おもしろい! 進化のふしぎ もっとざんねんないきもの事典』(今泉忠明:監修/高橋書店)
デンキウナギは自分も感電してしまう/マツボックリはリスに食べられてエビフライみたいになる ほか収録
第3弾『おもしろい! 進化のふしぎ 続々ざんねんないきもの事典』(今泉忠明:監修/高橋書店)
ドリルはおしりが青く光るほどえらい/マナティーはしょっちゅうおならをする ほか収録
第2弾『おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典』(今泉忠明:監修/高橋書店)
インドコブラは音が聞こえないのにおどる/ワニの性別は気温次第 ほか収録
第1弾『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(今泉忠明:監修/高橋書店)
ダチョウは脳みそが目玉より小さい/カカポは太りすぎて飛べなくなった ほか収録
ざんねんないきもの事典
https://www.takahashishoten.co.jp/zannen/
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イラスト:下間文恵 ほか
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