遊びのレシピ集「第19回 ダンボールと毛糸でおりもの」

東京おもちゃ美術館と、チャイルド・リサーチ・ネット(CRN)が東日本大震災の被災地支援のためにつくった「遊びのレシピ集」から、身近なものからおもちゃをつくって遊ぶヒントをご紹介します。

第19回 ダンボールと毛糸でおりもの

今回は、ダンボールとたこ糸や毛糸などがあればできる、かんたんなおりもの遊びを紹介します。


用意するもの

  • ダンボール
  • たこ糸(ふつうの糸や細いひもでもOK)
  • 毛糸など
  • はさみ

<つくり方>
(1)ダンボールを、はさみで四角く切って窓枠のような形に切り、上と下に等間隔に切り目を入れます。ここに、図のようにたこ糸をぎゅっとかけていきます。枠の中に、しま模様がたくさんできます。




(2)ダンボールを切って、毛糸を巻く「針」をつくります。図のように、真ん中をへこませた形にすると巻きやすくなります。ここに、織り込んでいきたい毛糸を、適当な長さに切り、巻きます。




(3)針に巻いた毛糸の先を、枠の外に少し出しておき、たこ糸一つおきにトンネルをくぐらせるイメージで、上、下、上、下……の順に針を通していきます。端まで通したら、毛糸を枠の一番下まで持ってきます。



(4)逆方向へ針を通していきます。最後がたこ糸の「上」を通っていたら、今度は下から。下、上、下、上……の順に針を通します。端まで行ったら、毛糸を引っ張って下にそろえます。これを繰り返すと、毛糸がびっちりと織り上がります。




途中で色を変えても良いですね。毛糸の代わりに布を裂いたもの、リボン、草なども使えます。いろいろな材料を工夫して、小さなおりもの遊びを楽しんでみてください。

記事提供/遊びのレシピ集(動画)


プロフィール



Child Research Netはインターネットによる「子ども学」(Child Science)の研究所です。従来の学問分野を越えて、育児・保育・教育の研究者、実践者、子どもに関わるすべてのかたで話し合い、子ども問題(Child Issues)解決の場をめざします。

子育て・教育Q&A