小学1年生 これから国語で習う漢字は80字! 算数は10以下の足し算、引き算ができるようにしておきたい

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1年生は、初めての小学校生活にもだいぶ慣れてきた頃でしょうか。秋以降、国語では漢字、算数ではくり上がり・くり下がりの計算を学習します。本格的な学習が始まる前に、基礎固めをしておきたいですよね。これからの学習でつまずかないために、今のうちにできるようにしておきたいことをピックアップしてご紹介したいと思います。

(赤ペン先生 吉田)

この記事のポイント

国語でできるようにしておきたいこと

・ひらがなを正しい書き順で丁寧に書ける。

ひらがなを書き順に気をつけて丁寧に書く習慣をつけていれば、漢字の学習も心配ありません。
1年生で習う漢字は80字です。多いような気がしますが、400字詰め原稿用紙の4行分です。ひらがな・カタカナを全部覚えることに比べると、実は楽なのです。画数の少ないものも多いので、「難しい」と思わずに、ひらがな・カタカナの延長線上にあると考えると、取り組みやすくなります。

・音読がスムーズにできる。

国語は全ての教科の基礎となるものです。読解力をつけるためには、音読は不可欠です。
教科書を声に出して、はっきりすらすら、意味を理解しながら読めるようになることが読解力につながります。音読は宿題にもなっていると思いますので、毎日続けることがいちばんです。
音読を嫌がるお子さまの場合は、どんな読み方であっても最初は注意をしないで、まず、ほめることから始めるとやる気アップにつながります。音読がスムーズにできていれば、漢字の学習が始まっても、とまどわないで言葉の意味を理解しながら読み進めることができるでしょう。

算数でできるようにしておきたいこと

・1から10までの数字を正しく書ける。

数字が正しく書けていないと、せっかく正しい答えがわかっていても×になってしまうことがあります。
特に「0と6」「1と7」「3と5」などは、書き慣れてきて、乱雑に書いてしまうと、どちらの数字を書いているのか判別できません。癖がつくと直りにくくなるので、最初のうちに、正しく数字を書けるようにしておきたいですね。

・10以下のたし算・ひき算ができる。

くり上がり・くり下がりの計算をスムーズに進めるためには、「10のまとまり」を意識することが大切です。
「いくつ」と「いくつ」で10になるかが、パッと答えられるようになるまで、おはじきなど身近なものを使ってくり返し練習しておくと安心です。

学習習慣と生活習慣を身につける

「朝起きて、朝食をとり、学校へ行く」「学校から帰ってきたら、宿題や明日の準備をする」という一連のことが、すでにできていれば、本当にすばらしいです。
できていなかったとしても、ご安心ください。今からでも遅くありません。まず、お子さまと話し合って、宿題をする時間を決めましょう。
今のうちに学習習慣をつけておくと、宿題の量が増え、内容が難しくなったときに、慌てなくてすみます。また、決めた時間に宿題に取り組むことができるようになると、生活のサイクルが整い、ほかのことも順調になることが多いようです。

まとめ & 実践 TIPS

小さな体に大きなランドセルを背負って学校へ通う1年生。かわいいです。自然に目尻が下がります。
おうちのかたは、不安なことも多いと思いますが、子供の目線になることで、肩の力も抜けるのではないでしょうか。そして、毎日がんばっているお子さまとご自身をたくさんほめてあげてください。
お子さまはいろいろなことを吸収して、日々成長しています。できることも増えています。自信をもって、これからの小学校生活に弾みをつけていきましょう!

吉田かさね

赤ペン先生 吉田かさね

赤ペン先生歴26年。3年生担当
高校生のとき、進研ゼミを受講していて、赤ペン先生の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらいいなと思い、赤ペンの道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
一男一女の母。

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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