進級に向けた春休みの総仕上げ学習 やるべきことと意欲につなげるためのポイントは?【低学年編】
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4月から新学年。心も体もすっきりした状態で新しい日々をスタートさせてあげたいですね。その前の貴重な充電期間である春休みを有意義に過ごすためのポイントについてお伝えしたいと思います。
(赤ペン先生 河原)
学習面は「総まとめ問題」で理解度をチェック
学習面では、初めに「基礎的な理解ができているかどうか」の確認をしましょう。
学習教材や学校のドリルなどには必ず、学年の「総まとめ問題」のページがあります。これを解いてもらうと、お子さまの理解度をおおむね把握することができます。
基礎的な部分での理解不足が発見された場合は、その単元のページに戻って復習します。ごく基本的な問題をくり返し解くことが理解を深めるコツです。確実に解ける問題が1問でも増えたら、大いにほめてあげましょう。
基礎が理解できている場合には、文章題や記述問題への挑戦を促します。正解できたかどうかにはこだわらず、まちがえたときには、どの考えが違っていたかを一緒に確認し、考えたことそのものをほめてあげると、新たな挑戦への意欲につながります。
生活面では家庭学習を習慣づけるチャンス
生活面では「身の回りの整理」から始めましょう。ごちゃごちゃっと突っ込まれたプリント類を分類し、不要なものを処分しているうちに、おのずと1年を振り返ることになり、新しい学年への心構えができてくると思われます。
不思議なことに、机がきれいになると「ちょっと勉強してみようかな」という気持ちになるもの。この時が、家庭学習のルール見直しのチャンスです!
低学年ですので、勉強は短時間に分けて行うと集中力も持続します。朝ごはんの後で歯磨きしたら15分、おやつの後で15分、夕ご飯の前の15分など、「スキマ時間」を利用して習慣づけると、新学期が始まってからも無理なく続けることができるでしょう。
気になるゲーム時間についても、ごほうびアイテムとして、勉強を済ませたらゲームを何分というルールを決めてしまえたら一石二鳥ですね。
ぜひ、親子でリフレッシュの時間を
長いけれど宿題たっぷりの夏休みや、イベント満載の冬休みと違って、春休みは「日常」を楽しめるお休みではないでしょうか。
特別なことをしなくても、近所に散歩に出かけたり、一緒にご飯の支度をしたりしながら、のんびり話をする。それだけで、お子さまにとっては何よりのリフレッシュになると思います。春の光のような、ほっとするひとときを親子で楽しんでください。優しい思い出は、続く1年を支える活力となるはずです。
まとめ & 実践 TIPS
春休みの正味は1週間から10日ほど。短い期間ですので、学習面でも生活面でも完璧を求めず、ゆとりある時間と程よくバランスをとって過ごすのが、春休みを有意義なものとする最大の秘訣であると思います。
学年の締めくくりとして、ぜひお子さまをたくさんほめてあげてください。おうちの人の温かい言葉で、がんばった1年を心から称えてあげましょう。
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