春休みの学習を成功させる!保護者の準備とは

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もうすぐ春休みです。春休みは、その学年が終了し、ほっとできる時期ですが、1年間の総復習をして、新学年に向けて、準備を整えたいですよね。
お子さまが、新学期にスムーズなスタートがきれるようにするためには、おうちのかたの学習へのサポートも重要なポイントになります。春休みの事前準備として、おうちのかたができることをお伝えします。

(赤ペン先生 吉田)

この記事のポイント

①お子さまの学習の傾向を把握しておく

おうちのかたとしては、春休みを利用して、お子さまにその学年で学習したことをしっかり理解し、不安なく新学年を迎えてほしいですよね。
そのためには、お子さまの学期末、学年末のまとめテストや、プリント類、「赤ペン先生の問題」などをチェックして、間違えている問題を洗い出し、春休みに復習させておきたい単元などを把握しておくとよいでしょう。

お子さま一人で、理解不足の単元や苦手分野を把握するのは、かなりハードルが高いことですので、おうちのかたが、あらかじめお子さまの強化ポイントをつかんでおくと、スムーズに学習計画を立てられると思います。

②春休み中に「これをできるようにする」という目標を立てる

春休みは宿題がない学校もあると思いますので、目標も計画もないまま過ごしていると、何もしないまま、あっという間に終わってしまうことにもなりかねません。

そうならないように、春休み前にお子さまと話し合って、「これをできるようにする」という目標を立てることをおすすめします。
お子さまに自発的にやりたいことがあれば、それを優先するのがよいと思いますが、ない場合は、おうちのかたが洗い出した強化ポイントを中心に、目標を立ててみてはいかがでしょうか。

たとえば、かけ算の筆算にミスが多い場合は「やり方をしっかり覚えてミスをしないで計算できるようにする」、漢字が苦手な場合は「その学年で習った漢字をすべて書けるようにする」などのように、具体的な目標にするとよいと思います。

目標が決まったら、次は実践へのアシストです。特に、計算問題や漢字の書き取りなどは、繰り返し練習することが不可欠です。そこで活用できるのが、家庭用のプリンターです。間違えた漢字テストや計算問題などをコピーすると、何度でも取り組めます。また、それ以外でも、理解を定着させるために、何度も取り組ませたい問題を、あらかじめ、おうちのかたがコピーして用意しておくと効率的に学習を進められるでしょう。

③進級後に漢検や英検®などの検定に挑戦する予定がある場合

お子さまに漢検や英検®を受けさせたいとお考えのかた、あるいは、お子さま自身が受検に意欲的であるというかたもいらっしゃると思います。

その対策として、できれば、おうちのかたが過去の問題などを見て問題の傾向などをつかみ、時間に余裕のある春休みを利用して、ぜひ準備を進めていただきたいと思います。
漢検や英検®の過去の問題は無料でダウンロードもできます。親子で一緒に挑戦してみるのもよいですね。お子さまのモチベーションもがぜんアップするのではないでしょうか。

もちろん、合格を目指してがんばることは大切ですが、試験の結果に関係なく、親子でがんばったという軌跡は、間違いなく、お子さまの今後の励みになることでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

お子さまにとって、おうちのかたのサポートはとても心強いものです。おうちのかたも、童心に帰り、楽しみながら事前準備をされてみてはいかがでしょうか。お子さまもおうちのかたに支えられ、きっと、笑顔で新学期を迎えられることでしょう。

吉田かさね

吉田かさね

「赤ペン先生」歴26年。3年生担当
高校生の時、「進研ゼミ」を受講していて、「赤ペン先生」の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらよいなと思い、「赤ペン」の道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信を持ってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
1男1女の母。

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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