学習習慣が身に付いていない小学生…保護者のその行動が自主性を妨げているかも

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「うちの子、学習習慣が身についていないかも」そう悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。つい、お子さんに「勉強は?」とせっついてしまうこともあるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。親の言動がマイナスに働くこともあるため注意が必要です。NG言動を防ぎ、正しい学習習慣養成をサポートしていきましょう。

成績を上げるには習慣力が必要

成績がよい子は、きちんとした学習習慣が身に付いていることが多いものです。1日の中でいつ学習を行うのか、何分取り組むのか、何をするのか、どう取り組むのかといった学習行動が決められています。そのコツコツとした積み重ねの効果により、確かな学力が形作られているのです。

習慣とは、行動の繰り返しと積み重ねで体得するもの。そのため、一朝一夕で身につくものではありません。「どうしてうちの子は学習習慣がないの!」と焦りすぎず、まずは1日、次は3日、その次は5日と決められた学習を積み重ねていくことが大切です。

学習習慣の形成を阻害する保護者の3つの言動

「勉強したの?」との問いかけに「今、やろうと思ってたところなのに!」とお子さんがヘソを曲げてしまう。子育てあるあるの1つですね。このように、保護者の言動が子どもの学習習慣作りにブレーキをかけてしまっていることがあります。次の3つの言動に注意していきましょう。

・「勉強しなさい」と言うだけでルールがない

「勉強しなさい」と注意はするけど、お子さんと学習のルール作りはしていなかったりしませんか? 「勉強しなさい」というだけだと、抽象度が高く漠然としているため、子どもは何をすればいいのか迷ってしまいます。

そのため、時間や量、内容などを決めたルールを定めましょう。「夕食までの30分で学習しよう」「毎日計算ドリルと漢字ドリルに取り組もう」などお子さんが何をすればいいのかを可視化するようにしましょう。

・子どもが勉強しても保護者はチェックしない

お子さんの勉強している姿を見て安心するだけとなっている場合は要注意です。勉強しても、保護者が無反応だと子どもはやる気をなくしてしまいます。お子さんのがんばりをきちんと認めてあげることが必要です。

「今日は●ページ取り組めたんだね」「難しい問題にもチャレンジしてがんばったね」など、子どもの学習を褒め、励ますことで、子どもの「次もがんばろう」という意欲を引き出せます。特に小学校低学年や中学年のうちは、保護者はコーチのような役割で学習に伴走していくことが大切です。

学習している間、つきっきりで横にいる必要はありませんが、学習前の励ましの一言や、学習後に内容を確認し褒めることを忘れないようにしましょう。

・保護者自身が習慣的な行動を持っていない

子どもは大人をよく見ているものです。お子さんに「夕飯前には勉強でしょ!」と言っているのに、保護者自身は片付けができないなどその場しのぎな行動が多ければ「お母さんだってダメじゃん」と聞く耳を持ってもらえません。自分自身の行動にも気をつけていきましょう。

まとめ & 実践 TIPS

学習習慣は、短期間で身につくものではありません。とはいえ、一度身につくと簡単にはなくならないものです。ルールを決めること、子どもの学習をチェックし褒め励ますこと、保護者自身も正しい習慣を身に付けることの3点に留意して、お子さんの学習習慣作りをサポートしていきましょう。

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