夏休みの勉強時間はどのぐらい? ふだんよりも多い? 少ない?
保護者のかたにとって夏休みにはしっかり遊ばせて、いろんな体験をさせてあげたいと思うのではないでしょうか。でも、日々の勉強はきちんと続けさせたいものですよね。夏休み中の勉強時間についてアンケートで聞いてみました。
家での勉強時間はふだんより少し多め
長い夏休み、算数や国語などの宿題の他に自由研究や日記など、さまざまな課題が子どもには課せられます。それに加えて、ふだん、なかなかできない1学期の復習や2学期の予習など、勉強することがいろいろ。夏休みの初めに1日のスケジュールを立てますが、1日のどのくらいの時間を勉強にあてる予定なのでしょうか。
「ふだん、お子さまは学校以外で1日にどれくらい勉強しますか?」と聞いてみると、最も多かった回答は、「1時間未満」で43%。ふだんは、学校から帰ってから塾や習い事という子どもも多そうです。就寝までの時間を考えると、1時間未満くらいになるのかもしれませんね。
一方、「夏休み中、お子さまは1日にどれくらい勉強する予定ですか?」という質問では、「1~2時間程度」と答えたかたが最も多く、全体の49%でした。
夏休み中とふだんで見てみると、学校に通っているときより、家では少し多めに勉強時間をとっているというご家庭が多いようです。 もっとも、受験生ともなると、1~2時間ではおさまらないとは思いますが。
夏休み中、いつ勉強するのかについてもうかがってみました。
「朝」が最も多い回答でした。朝、目覚めてすっきりした頭で勉強するとはかどりそうですね。また「昼」と回答されたかたも少なくありませんでした。猛暑が続く昨今の夏。昼間外に出て遊ぶのは、熱中症など危険なことも。涼しい室内で勉強するとはかどるかもしれませんね。
夏休みの1日のスケジュールでは、特に睡眠時間と食事の時間はきちんととって守るように心がけるとよいそうです。生活リズムの乱れは、睡眠時間や食事の時間が乱れることで生じることが多いのだとか。しっかり眠り、きちんと食べて体調管理ができていれば、勉強もがんばれそうですよね。
勉強をする場所は「リビング」が1位!
子どもが小さいうちは、リビングで勉強させるというご家庭が多いようです。リビングなら、保護者のかたの目も届き、子どもがわからないことを保護者のかたに確認できるなどのメリットも。
また、静かな自室にこもって勉強するよりも、リビングでの勉強の方が、集中力が身につくという考え方もあるようですよ。
ただ、リビングで子どもが勉強している場合、保護者のかたも家事をしたり忙しくしていることも多いでしょう。でも、子どもが質問してきたら、きちんと答えてあげることが大事なのだそう。「忙しいからあとでね」と言ってしまうと、子どものモチベーションが下がってしまうことも。気をつけたいですね。
ちなみに「その他」と答えたかたは、「学童」「友だちの家」「学校の学習室」「児童館」を挙げていました。
勉強の内容についても聞いてみました。
「夏休み中、お子さまはどのような勉強をする予定ですか?」という問いの回答は、「学校の宿題」が最も多く、次いで「学校の自由研究」でした。これはほとんどの学校での課題でもあるので、もちろん回答としても多くなるところですよね。
でも、夏休みの学習は、2学期以降の成績に関係してくるそうです。1学期の間、苦手だった部分の復習など、克服できる期間が夏休みなのです。夏休みの時間を有意義に活用したいですね。
わからない、できないという子どもは、「どこがわからないかがわからない」ことが多いようです。保護者のかたが、苦手な教科、どこがわからないのかを特定してあげましょう。そして、これまでのテストや問題集などにくり返し取り組むことで、弱点を克服していけるはず。
「うちの子はここが苦手かも…」という部分があったら、ぜひ手助けをしてあげてください。苦手を克服することは、今後の子どもの学習意欲アップにもつながりますよ。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小・中・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年6月27日~2016年7月11日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:2,336名