もうすぐ中学入学。中学生になる前にやっておきたい3つのこと
中学にあがると新しい友達ができたり、部活動が始まったりと、さまざまなことが変わります。しかし、同時に勉強面で不安になることも多いでしょう。ここではそんなもうすぐ中学生という人のために、中学生になる前にやっておきたいことを3つお教えしましょう。
①苦手教科の魅力を発見して、まずは苦手意識を克服する
誰しも苦手な教科というのはあります。ただ、苦手教科を苦手のままにしておくのは非常にもったいないことです。当然ですが、中学にあがると小学校では習わなかったいろんなことを習います。そのなかには、これまで一切興味が湧かなかった教科が大好きになるキッカケがたくさんあります。それを「苦手だから」という理由で積極的に学ばずにいると、一生その魅力に気づかずに終わるかもしれません。
そんなことにならないためにも、まずは苦手だと感じている教科の魅力を発見しましょう。ここで注意したいのは、これまで点数が低かったからといって苦手と決めつけないことです。点数は先生との相性やその時のモチベーションなどでも大きく変わるので、「点数が低いから嫌い」という意識をまずなくしましょう。
そのうえで、これまで苦手だと思っていた教科のなかで、特にお子さんの関心を惹く部分を見つけるようにしましょう。コツは、すでに興味をもっていることと関連づけることです。例えば社会が苦手だけどサッカーが好きなら、サッカーが強い国のことを調べてみたりして、興味のあることに関連づけて魅力を探しましょう。
②これまでにやったことで、知識が曖昧なところを復習する
学校で習うことというのは、大抵前に習ったことの延長線上にあります。例えばかけ算を習っていないのにいきなり速さを求める問題を出すようなことはしないように、それまでに教わっているであろうことを前提として新しいことを教えます。つまり、中学生にあがってから勉強ができるかどうかは、小学生のうちに覚えておくべきだったことをどれだけマスターできているかにかかっているということです。
中学で習うであろうことを予習していくことも大切ですが、それ以上に重要なのは、中学に入ってから遅れをとらないために小学校で覚えておくべきだったことを復習することです。これは小6で勉強した範囲に限らず、それ以前のものでもさかのぼって「本当に全部理解できているのだろうか?」と問いかけながら復習していきましょう。
また自分ではわかったつもりでも、実はイマイチわかっていないということもよくあります。そうしたことがないように、自分がわかっているつもりの教科や範囲も念のために復習しておくと、中学でいいスタートを切れるでしょう。
③時間制限を設けて、短時間で集中して勉強する練習をしておく
中学校は小学校に比べて勉強量が多くなり、また部活がはじまることから、限られた時間をどう使うかが大切になってきます。これまでであればダラダラやっていても終わっていた勉強が、中学になると間に合わなくなってきます。
こうした中学校の生活ペースに慣れるために、短時間で集中して勉強する練習をしておくといいでしょう。例えば宿題は1教科につき30分で終わらせるようにして、それでも終わらなかった場合はほかの教科がすべて終わったあとにあと30分だけで終わらせるなど、とにかく短時間で集中することを習慣づけましょう。この習慣は高校にあがってからも非常に重要なスキルとなり、受験勉強でも有利にはたらくのでぜひ実践したいトレーニングのひとつです。
中学にあがると楽しみも悩みもたくさん増えます。そうしたことを乗り越えていけるように、中学生活に向けて自分を変えることが大切です。