今と昔の大学入試、どう違う? 保護者が知っておくべき、大学受験の変化の概況

今と昔の大学入試、どう違う? 保護者が知っておくべき、大学受験の変化の概況かつてはペーパーテスト一発が当たり前だった大学入試だが、近年、入試を取り巻く環境は大きく変化している。子どもの進路をよりよくサポートするために、保護者が知っておくべき「入試の今」について、ベネッセ教育情報サイトでは、ベネッセ教育総合研究所・高等教育研究室長の木村治生氏に話を聞いた。***今の大学入試は、保護者のかたが受験したころとはずいぶん変わっています。子どもの進路選択を支援・助言するためにも、保護者のかたが入試の変化について知っておくことは、とても大切です。最も大きな変化は、入試の多様化です。この動きは、今後も加速されると予想されます。たとえば、推薦入試やAO入試の増加。今は、私立大学の定員の半数が推薦入試・AO入試で合格しています。そこでは、面接や小論文、プレゼンテーションなど、ペーパーテストとは異なる方法が選抜に取り入れられています。このように、多様な入試が難関大学にも広がりつつあり、国立大学では2018(平成30)年までに定員の3割まで広げる目標も。2016(平成28)年には東京大学が推薦入試を、京都大学が特色入試を導入しました。入試改革のねらいは、それぞれの大学の方針に合った学生や、多様で能力の高い学生の確保にあります。各大学が「アドミッション・ポリシー」として、求める学生の人材像と入学者選抜の方針を策定し、ホームページなどで開示するようになったことも大きな変化の一つといえるでしょう。多くの大学で、知識や技能が目標に達しているかに加えて、思考力・判断力・表現力などが十分かを学生に問おうとしています。そうしたことが測れる入試に改善しようという動きが、徐々に始まっているのです。大学入試は大きな変化の中にあります。当事者である高校生はもちろんですが、保護者も入試に関する情報収集を意識的に行うことが大切だと思います。

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