フランス語を学ぶときのコツは? どんなことを意識しておくといい?

フランス語に興味が出てきたけれど、実際に学習を進める際に、意識しておくといいことなどはあるのでしょうか? 今回は、フランス語を学ぶコツについて、アンスティチュ・フランセ日本のジュリエット・サラベールさんにお話をうかがいました。

(写真提供:アンスティチュ・フランセ東京)

 


無理をせず、映画や本などから楽しんで学ぼう

 フランス語を学ぶ際には、楽しんで勉強することが最も大事だと思います。まずはフランス映画を観て、いろいろな言葉に触れることなどから始めるといいのではないでしょうか。有料ですが、申し込めば日本の家庭でも視聴できるフランスのテレビ局もありますよ。本を読むのもいいですが、いきなり無理にフランス語で読もうとしなくても、翻訳されたものを読むだけでも吸収できるものは必ずあります。勉強がつらくならないよう、自分を楽しませ続けることを意識しておくといいでしょう。

 

できれば、フランス人の友達を作って会話を楽しみながらフランス語を覚えていくのがいいですね。「人と気持ちを分かち合う」という楽しさを得ながら学ぶと、きっと習得も早いはずです。

 

 

失敗を恐れずにどんどん会話をしよう

 もう1つアドバイスをするなら、「怖がらないで」ということです。特に日本の学生は、ミスをすることや間違えることを恐れて、控えめになってしまう傾向があるように感じます。そのため、せっかくフランス語を学んでも、「書けるけれど話せない人…」というもったいない人も。

 

でも、会話はある程度ミスをしないと上達もしないもの。フランス人のネイティブだって言葉使いなどを間違えることはたくさんありますから、怖がらないでコミュニケーションを取ることが大事だと思います。

 

 

フランス語には方言がないので、安心して勉強しよう

 フランス語は大変多くの人に使われている言語なので、「方言などについても勉強しないといけないのかな」と心配する人もいるかもしれませんね。しかしフランス国内では、フランス革命のときに「言語を1つに統一しよう」という動きが起こったため、正式な方言というものはフランス国内にはありません。

 

ただ、どうしても地方によって、アクセントや用語などのちょっとした違いはありますが、何を言っているかわからないというレベルのものはないはずです。例えば日本人なら、大阪以外の地域に住む人でも、大阪弁を聞いて理解できるということと同じです。そのため、地域差がフランス語を学ぶ際のハードルにはなりません。フランス語を知っている者同士なら通じ合うことができます。

 

また、フランス語は日本語と同様に、時代の流れや地域の特徴などを取り入れて日々変化していく言語。だからこそ、どこで学んでも広く使うことができるので、安心してください。

 

 

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