子どもの自由研究、手助けはアリ? 子どものやる気を持続させるサポートのコツとは?
子どもの自由研究、保護者が手助けするのはアリかナシか。悩む保護者も多いだろう。しかし、初めての作業や、技術面など大人のサポートがどうしても必要な場合がいくつかあるのは事実。そこで気持ちよく手助けするコツを、ベネッセ教育情報サイトのメンバーのかたの体験コメントを交えながら紹介する。
***
●進め方がわからない(とくに低学年)
スタートしてからは<任せる派>でも、小学校低学年のうちは、やり方の手順説明、テーマの難易度の見極めぐらいは一緒にしてあげるといいですね。「なかなかやらない」とジリジリするぐらいなら、スタートのキッカケだけは作ってあげましょう。
・「本やインターネットで、一緒にテーマを探しました。子どもが『面白そう』と言うまで、親のほうから『このテーマはどう?』などと、意見は言わないようにしました。あくまで本人主導」
・「テーマはすぐ決めたのですが、仮説を立てるのが難しかったので『どうしてそう思ったの?』『どうなるかなー』と質問して、引き出しました」
●パソコンやデジカメ、実験道具などの技術面サポート
インターネットでの検索や、デジカメでとった写真のプリントアウトなどサポートは親の出番。そのほか、実験道具のセッティングや使用方法の説明など、技術面では保護者のかたの手助けが必要となりがちです。
・「パソコンを使う時は、横について一緒にやりました」・「必要な道具を書き出させて、一緒に買い物に行きました」
・「『実験キットの組み立てを手伝ってほしい』と言われ、一緒にやりました。大人でも手こずりました」
●資料集めに苦労している
子ども向けの参考図書が少なく、大人向けのサイトや資料は難しく苦労したという声もあります。こういう場合も、お子さんの能力に合わせた保護者のサポートが必要です。保護者のかたがサポートしきれないと感じた場合は、早めにテーマの見直しを話し合うのもいいでしょう。
・「資料が大人向けのものしか見つからず、学校で習っていない漢字や言葉を教えたり、専門用語をパソコンで一緒に調べたりしました」
・「『高校生で習う内容みたいだね。同じようなテーマで、小学生に合ったものを探してみる?』と本人に聞いたら、素直にテーマを変えました」
保護者のサポートが必要なシーンでは、気持ちよく頼まれごとを引き受けてあげたいもの。子どものやる気を継続させるには、保護者のかたが、適度に手をかけてあげることが、やはり大切ではないでしょうか。
出典:保護者の出番はココ! 自由研究をやりきるための保護者の隠れた役割を紹介 -ベネッセ教育情報サイト