なわとびステップアップ上達法 【STEP-3】交差とび
子どもから大人まで、多くの人に親しまれているなわとびですが、苦手なお子さまも多いのではないでしょうか。なわとびはリズム感や瞬発力、持久力など、スポーツにおける基礎的な能力が身に付く、理想的な運動です。あやとびや交差とび、二重とびなど、中には難しい技もありますが、ちょっとしたコツを覚えることで、すぐに跳べるようになるでしょう。教えてくれるのは「究極のスーパーなわとび」と呼ばれる「ダブルダッチ」の元世界チャンピオンで、なわとびの指導や普及活動を行っている、小野健太コーチです。
前回は「あやとび」の練習をしました。今回は「交差とび」に挑戦しましょう。
<なわとびステップアップ上達法(動画)>
交差とびは跳ぶ時に手を腰の辺りの高さに保つのがポイント
<なわとびステップアップ上達法 【STEP-3】交差とびのありがちな悪い例(動画)>
腕を交差させたまま跳ぶ「交差とび」。練習を始める前に、交差とびで見られる「ありがちな悪い例」を紹介します。
●手首の交差が浅い
●交差させる腕が高く上がってしまう
これだとすぐに、なわが足に引っかかってしまいます。
交差とびの理想的な跳び方と練習法
<なわとびステップアップ上達法 【STEP-3】交差とびの理想的なとび方と練習法(動画)>
交差とびは、次のように跳びます。
(1)手は腰の辺りの高さに保ちます
(2)手首を回転させ、円を描くように縄を回しましょう
※体の姿勢やジャンプのタイミングは、前まわしとびやあやとびの基本動作を思い出してください
交差とびは、なわを腰の位置でずっと回すことがコツです。この時、腕を使ってまわしてしまうと、縄に引っかかりやすくなってしまいます。ですから、腰の辺りで細かくまわし、リズムよく跳びましょう。あやとびと同じで、腕はひじとひじが重なるくらい、大きく深く交差させます。
さらに、なわは手首だけを使って、小さくリズミカルに回転させることが大切です。なわを引き上げるのではなく、手首を使って回すことでなわの回転が安定し、スムーズに跳べるようになるでしょう。
★フィニッシュの技 (3)
動画では各練習の最後に、かっこいいフィニッシュの決め方をご紹介しています。今回は、回転するなわを、後ろ足に引っかけてストップさせる「スワン」です。
次回は、「二重とび」の練習です。