なわとびステップアップ上達法 【STEP-2】あやとび

子どもから大人まで、多くの人に親しまれているなわとびですが、苦手なお子さまも多いのではないでしょうか。なわとびはリズム感や瞬発力、持久力など、スポーツにおける基礎的な能力が身に付く、理想的な運動です。あやとびや交差とび、二重とびなど、中には難しい技もありますが、ちょっとしたコツを覚えることで、すぐに跳べるようになるでしょう。教えてくれるのは「究極のスーパーなわとび」と呼ばれる「ダブルダッチ」の元世界チャンピオンで、なわとびの指導や普及活動を行っている、小野健太コーチです。


<なわとびステップアップ上達法(動画)>



あやとびは跳んでいる時の腕の使い方がポイント

<なわとびステップアップ上達法 【STEP-2】あやとびのありがちな悪い例(動画)>

腕を交差させたり、戻したりしながら跳ぶ、あやとび。練習を始める前に、あやとびで見られる「ありがちな悪い例」を紹介します。

●腕を交差させる時、ひじの交差が浅い
●交差させる時の、ひじの位置が高すぎる

これだとすぐに、なわが足に引っかかってしまいます。



あやとびの理想的な跳び方と練習法

<なわとびステップアップ上達法 【STEP-2】あやとびの理想的なとび方と練習法(動画)>

あやとびは、次のように跳びます。


(1)最初は前回しとびからスタート
(2)リズムがつかめたところで、真っすぐ上にジャンプし、腕を交差させます

※交差させる腕は、腰の辺りにくるようにします。また、ひじとひじが重なるくらい、深く交差させましょう


あやとびは「なわが上にきたら、腕を交差し、またもとに戻す」という動作のくり返しです。最初は1回だけ跳ぶ練習をしてみます。この際に気を付けることは、腕と腕、ひじとひじをきちんと交差させることです。腕の交差が浅いと、なわが足の下を通りません
また、交差を開くときは、なわを跳びきってから交差を開くよう注意しましょう。跳ぶ途中に交差を開いてしまうと、なわに引っかかってしまいます。しっかり跳びきってから交差を開くことを心がけましょう。

あやとびの動きは複雑ですが、「体を真っすぐにし、ひざは曲げずに足首を使う」という基本は、前回しとびと同じです。あやとびでは、前回しとびの時よりも少し高く跳ぶようにしましょう。高く跳ぶことで、なわを回す動作に余裕が生まれます。さらに、なわを交差させるタイミングと、戻すタイミングをつかめば、あやとびがしっかり跳べるようになるでしょう。



★フィニッシュの技 (2)

動画では各練習の最後に、かっこいいフィニッシュの決め方をご紹介しています。今回は、回転するなわを、両手でクロスさせてストップさせる「アームクロス・ストップ」です。




プロフィール



「究極のスーパーなわとび」と呼ばれる「ダブルダッチ」の世界大会で、何度もの優勝経験を持つ。なわとびの指導や普及活動を行っている。

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