[Alexandros]から進級したキミへ
ミュージシャンの[Alexandros]さんに音楽を始めたキッカケや目標を持つことの大切さなど、今、中学生に伝えたいメッセージを伺ってきました。
ミュージシャン [Alexandros]さん
「自分が思う幸せを見逃さないでほしい」
キッカケはメンバーそれぞれ。でも同じ方向を見ていた
川上 「自分が音楽を始めたのは兄の影響が大きいかな。ギターを習い始めたことが、好きだった音楽を本格的にやり始めた最初だと思う。最初に弾けるようになった曲はアメリカ民謡でした。」
磯部 「小学校でリコーダーが好きで、吹奏楽を始めたことが最初かな。友だちがベースを弾いてるのを見て“かっこいい”と思って、始めました。」
庄村 「僕はテレビを見てて、ドラムカッコイイって、高校からドラムを始めた。」
川上 「えっ! 高校からだったの? 高校の時、めっちゃうまかったじゃん!」
庄村「中学のときはドラムやりたいなーってずっと思ってたよ。」
白井 「僕は、中学の先生が教室にギターを置いてて。友だちが自分のを買って、僕も。高校入って軽音楽部を彼(庄村)と一緒に始めた。高校では川上ともバンドを組んだよ。今のバンドのゼロ地点は高校時代かもね。」
川上 「音楽を始めたキッカケは、ばらばらだけど、2010年からスタートしたこの4人。大変と思ったことはない。みんなが同じ方向を見ていたからね。お互いを認め合っていたし、常々『世界一になろう』と言い合っていたので。」
「自分の声」を信じて進んでみてほしい
磯部 「人生の目標って難しい。小さいことでもいいから達成感をもつことが大事。成し遂げるために何をしたか。部活でも何でもね。」
庄村 「そうだね。中学時代にふれたものって人格が形成されると思うな。自分の経験から言っても。」
白井 「普通に過ごしてきてしまったからなー…。普通がコンプレックスだったかもしれない。でも卑下する必要はないかな。人とのつながりを大事にすれば、自分へのヒントってあると思うし。」
川上 「うん。まず何が必要かと思うと『自信』かな。弾けなくても「うまいんだ」とか。そうすると周りの声が気になるはず。でも、一番大事なのは「自分の声」だと気がつくと思う。「自分の声」って聞き取りにくいけど。だからこそ、自信を確信に変えてみせるのは、自分の意志かな。恐れないで踏み出してほしい。」
磯部 「そうだね。やめるきっかけっていくらでもある。やめずに来れたのは、『自信』があったからだと思う。始める時も、そうかもしれないね。でもダメな時はダメだし、肩の力を抜いてもいいと思う。」
川上 「人それぞれだからアドバイスって難しいよね。ちょっとしたアドバイス程度に思ってくれればいいかな。」
[Alexandros]
Vo.&Gt.川上洋平、Ba.&Cho.磯部寛之、Gt.白井眞輝、Dr.庄村聡泰の4人組ロックバンド。学生時代から音楽活動を続け、2010年にCDデビュー。ダブル両A面ニューシングル「ワタリドリ/Dracula La」が好評発売中。