夏休みの自由研究、保護者が押さえたい段階別サポートのコツ
いよいよ夏休みも大詰め。自由研究の課題がまだ終わらない、という子どもを手伝うべきか否か、悩まれている保護者もいるのではないだろうか? そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、サイトメンバーの体験から、手伝う際の工夫やサポートのコツを探った。
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1)スタート期
家族で楽しめるテーマを選択。家族が参加できる実験もオススメです。気楽さを演出した声かけをするとよいでしょう。「○○のテーマで、まずは始めてみたら?」「初日は一緒にやってみようか」など。
<体験談>
アサガオの花の色水調べをしました。砂糖や塩や重曹やレモン汁などを加えて、色の変化を見ました。1日でできる実験なので、家族みんなで楽しみました。
2)なかだるみ期
関連する施設や場所へ連れ出してやる気を再燃させます。新鮮さを演出した声かけをしてみましょう。「ひとつだけ、一緒に調べてみようか」「違う場所にも行ってみようか」など。
<体験談>
海の調査をしていたので、ビーチに遊びで行き、「この貝も自由研究の飾りに使えそうだねー」など声かけ。再スタートのキッカケになりました。
3)まとめ期
お店のディスプレーや、新聞の見出し、折り込みチラシ、料理本やガイドブックなどを見て、一緒にイメージを練るとよいでしょう。楽しい雰囲気作りがポイントです。「ハカセ、そろそろ実験結果の発表準備を♪」「夏の思い出アルバムを作ろうか」など。
<体験談>
「どうしたらみんなが最後まで見てくれるかな」と一緒に考え、お店のディスプレーや、新聞の見出し、折り込みチラシなど、なんでも参考にしました。
自由研究を<手伝う派>のかたは、「親子で一緒に学ぶよい機会」ととらえ、家族で楽しむケースが見受けられます。一方、「迷ったらアドバイスはするけれど、決めて実行するのはすべて子ども自身」という<任せる派>のかたも。どちらにしても、主体は子どもであることを守りつつ、楽しくサポートしてあげましょう。