学童終了!お隣さんはどうしてる? 共働き家庭の放課後事情不在中の安全を守る! お子さまとのお約束
共働き家庭の先輩保護者が、保護者不在中でも子供が安全に過ごすために、どのような工夫や約束をしているかをご紹介します。
不在時の約束ランキング1位は「訪問客が来ても出ない」
小学4年生から5年生のお子さまがいる共働きの保護者に不在時の約束事についてアンケートを行ったところ、1位.訪問者が来ても出ない 2位.電話に出ない 3位.火を使わせない 4位.保護者がいない時、友達を家に入れない ということが上位に挙がりました。
1位・2位は保護者不在によるトラブルに巻き込まれるのを防ぐためのものですが、この関連の約束事には他にもこんなものが挙がりました。
・電話はこちらからは名乗らない。
・電話は呼び出し音を変えて、決まった音以外は出ないようにさせている。
・帰宅したとき、だれも家にいなくても大きな声で「ただいま」と言う。外に出かけるとき は、大きな声で「行ってきます」と言ってから出かける。
・「留守」と言わずに「お母さんは手が離せない」と言うようにしている。
子供だけで家にいることが周囲にわからないようにするため、また、知らない人との接触を避けるため、多くの家庭で工夫をしていることがわかります。上記のようなご意見がある一方で、「訪問客が来ても出ない、というのは、逆に保護者が不在だと思って不審者が家に入ってくる危険性があるのでは?」というご意見も。家庭環境や周囲の状況などに合わせて、ご家庭それぞれの方法を、お子さまと話し合っておくといいですね。
保護者不在の友達の家にも行かせないほうがよい?
次に3位と4位を見てみましょう。3位の「火を使わせない」は、火災から身を守るためですが、4位の「保護者がいないときに友達を家に入れない」のはなぜでしょうか。
これについては「私(母親)が在宅中のときですが、子供のお友達が勝手に屋根に上がって遊んでいたことがあり、血の気が引きました。何がしてはいけないことなのかをきちんとしつけられていないお子さんもいるので、やはり子供だけでは何かと危険!!」という声が挙がるなど、保護者がいても危ない遊びをする子供たちが、不在時に危ないことをしないはずがない! ということで、「保護者がいないときに友達を家に入れない」だけでなく、逆に「お友達の保護者が不在のときにも、お友達の家には遊びに行かない」という約束をしているかたも少なくないようです。
番外編!
その他にも「危ないから外出させない」という少数意見や自然災害を意識した約束事も挙がっていました。
○周りの協力をあおぐ!
・何か困ったことがあれば、ご近所に助けを求める。お隣や向かいのお宅はいつも子供たちのことを気にかけてくださり助かっています。
○あえて秘密に...
・子供だけで留守番することを外に公表しない。
○今ドキ必須!
・災害時の対応を確認し合っている。
○仕事場も選んで・・・
・自営業です。大地震やその他の災害、子供が病気になることも考えて、近所にライバル店があるのも承知のうえで、自宅から近いところに開業しました。
約束事が守られているかのチェックにもひと工夫が大事
保護者不在時の約束事をご紹介してきましたが、高学年になると、子供自身も約束を破ればどうなるかわかっているので、正直に話さないことも増えるとか。そのようなとき、約束事が実際に守られているかのチェックはどのようにしたらよいでしょうか。アンケートでは、下記のような工夫でチェックしているようです。
○まずは基本
・どんな友達とどんな遊びをどこでしたか、必ず、その日のうちに話を聞いて把握しておくようにしている。
○兄弟それぞれから情報収集
・どのように過ごしたかをきょうだいそれぞれから聞いて、総合的にどう過ごしたかを把握しています。
○身辺情報で...
・持ち物やお小遣いの残高を気をつけて見ている。
・自分が関知していないところで、新しいゲームやカードなど、お金がかかる物(高価な物)がいつの間にか増えていないかをチェックしている。
頭ではわかっていても、つい、やりたいことを優先させてしまうことがまだまだある高学年。約束するだけではなく守っているかも、上記の例を参考にしつつ、家庭の状況やお子さまの性格に合わせて見守っていきたいところです。