共通テスト本番!当日の服装・持ち物は?

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いよいよ大学入学共通テスト(以下、共通テスト)直前!
お子さまも保護者のかたも、本番に向けて緊張感が高まっていらっしゃるかもしれません。
テストにあたって誰しも不安を感じるものですが、当日の流れをあらかじめ押さえ、しっかり準備しておくことで、当日あわてずに試験に臨めます。

そこでこの記事では、共通テスト受験を経験した大学生へのアンケートで得られた結果をもとに、テスト当日の服装や持ち物などについてご紹介します。
記事の最後に「当日の持ち物チェックリスト」も掲載しているので、準備にご活用ください。

※2024年11月に行った進研ゼミ受講経験のある大学生向けアンケート(174人回答)に寄せられた体験談をもとに作成。

この記事のポイント

テスト当日は約7割が制服着用
一人で会場へ行った人は約5割

まずは、今回協力してくれた大学生へのアンケート結果の中から、「どんな服装で・誰と一緒に共通テスト会場へ向かったか」を見ていきましょう。

今回のアンケートでは、約70%は「制服」と回答。
私服で受験した人は約30%とやや少なめでした。
当日に何を着るか決めようとすると時間がかかってしまうので、天候に合わせて2パターンほど服装をあらかじめ決めておくと安心ですね。
なお、大学入試センターが公表している令和7年度大学入学共通テストの「受験上の注意」には、「英文字や地図等がプリントされている服等は着用しないでください。」と明記されているので、ご注意ください。

※百分比(%)は小数点以下第2位を四捨五入して表示。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合があります。

「誰と一緒に会場に来ましたか?」という質問に対しては、「一人で行った」という人が約45%に上りました。
「保護者と一緒に」という人も27%見られ、「同級生・友人と」の約22%を上回る結果となりました。会場の立地によっては、保護者のかたが車で送り届けるケースもありえます。
入試当日は、交通情報をこまめにチェックし、時間に余裕をもって出かけるようにしましょう。

持って行ってよかったモノ・持って行けばよかったモノ

テスト当日の持ち物を準備するにあたり、まずは「受験上の注意」に目を通して、受験票や筆記用具、時計など「必ず持って行くべきモノ」をそろえるとよいでしょう。
それ以外の持ち物は、会場での過ごし方をイメージしながら準備するとよいでしょう。
アンケートに寄せられた声をもとに、「持って行って役立ったモノ」「持って行けばよかったモノ」をご紹介します。

■持って行って役立ったのは、予備の文房具・お菓子・防寒具など

多くの大学生が「必須ではないが持って行って役立ったモノ」として挙げたのが、「予備の筆記用具や消しゴム」「使い捨てカイロなどの防寒具」「チョコレートやアメなど休み時間につまむお菓子」「予備の腕時計」などでした。

またテスト当日は、教科間の休み時間が意外に長く感じられる場合もあるので、コンパクトな教材を持って行くのもおすすめです。
「使い慣れた教材をめくりながら、これまでのがんばりを思い出して自信を付けた」という声もありました。

(体験談)

腕時計は試験の必需品ですが、「電池切れであわててしまうこともある」と聞いてびっくり。本番で時間がわからなくなったら大変なので、安心のために腕時計を2つ持って行きました。
(静岡県立大 食品栄養科学部 K・Iさん)

荷物が重いのはイヤだったので参考書などは持って行かず、テスト直前の最終確認用に自分でまとめた要点メモを持参しました。複数の教科で、このメモに書いた内容が出題されたので、テスト中に少し自信を持てました。
(北海道大 農学部 R・Fさん)

■持って行けばよかったのは、脱ぎ着しやすい上着やティッシュペーパー、ホットドリンクなど

「持って行けばよかったモノ」を挙げた人はそれほど多くなく、万全の準備で臨んだ人が多いことがうかがえます。
後悔の声としては、「会場が思ったより暑かったので、脱ぎ着がしやすい服を着て行けばよかった」という声が見られました。
1月中旬に実施されるので「寒くないように」と考える人が多いかもしれませんが、「体温調節」という観点でも服装を選んだほうがよさそうです。
そのほかには、「鼻水が止まらなくなったのでティッシュペーパーを持って行けばよかった」「寒かったので温かい飲み物があればよかった」というコメントもありました。
お子さまの体質や体調、性格に合わせて、「何が必要か」を一緒に考えてあげるとよいかもしれません。

(体験談)

教室の暖房が効きすぎていて汗をかいてしまい、集中力がダウンしてしまいました。たくさん着込むより、脱ぎ着がしやすい服を選べばよかったです。
(京都大 法学部 K・Dさん)

緊張しているうえに寒くておなかの調子が悪くなってしまったので、下痢止めの薬を持って行けばよかったと思います。あらかじめ飲み慣れた薬を準備しておくとよいかもしれません。
(群馬大 情報学部 D・Kさん)

昼食は「家族の手作り弁当でリラックス」が多数派
食べ慣れた市販の食品を選ぶ人も

共通テスト当日の昼休み時間は、1日目・2日目とも80分間。
昼食に食べたものとして多かったのは「家族が作ってくれたお弁当」でしたが、「いつも食べている、コンビニエンスストアのおにぎりやパンを買った」という声も。
ご家庭から昼食を持参する場合は、冬なので食中毒リスクは低いですが、しっかり火を通した料理がよさそうですね。
また、コンビニなどで購入するなら、テスト会場近くの店が混雑することも見越して、自宅近くで買っておくと、あとで慌てることもないでしょう。

(体験談)

2日とも、母が作ってくれたお弁当を食べました。午前中の試験が絶望的な出来で半泣き状態だったのですが、いつもと同じおかずを食べているうちに落ち着きを取り戻せました。
(大阪公立大 現代システム科学域 A・Tさん)

模試の時によく食べていたコンビニエンスストアの菓子パンを買って行きました。食べ慣れたものなので、気負うことなくいつもと同じテンションでリラックスできてよかったです。
(横浜国立大 理工学部 S・Yさん)

「当日の持ち物チェックリスト」で最終確認を!

最後に、共通テスト当日の持ち物チェックリストをご紹介します。
ここでリストアップしている項目をベースに、お子さまの体調や好み、予想される天気などを考慮しながら準備なさってください。
「会場についてから忘れ物に気付いた」といった可能性もあるので、前日・当日の2回、カバンに入れ忘れがないかチェックすると安心です。

※詳しくは、大学入試センターのWebサイトや、受験票と一緒に送付される「受験上の注意」をご確認ください。

■当日の持ち物チェックリスト

●必ず持って行くモノ

  • □受験票、写真票
  • □「受験上の注意」
  • □黒鉛筆(H、F、HBのみ)
  • □プラスチック製の消しゴム
  • □時計(2つあると安心)
  • □昼食・飲み物
  • □身分証明書(学生証など)

●必要に応じて持って行くべきモノ・あると便利なモノ

  • □鉛筆削り(電動式・大型のもの・ナイフ類は不可)
  • □眼鏡*1
  • □ハンカチ
  • □ティッシュペーパー*2
  • □目薬や胃腸薬など使い慣れた薬
  • □上履き・上履きを入れる袋
  • □携帯電話、スマートフォン(受験者入室終了時刻までに電源を切る必要あり)
  • □マスク
  • □脱ぎ着しやすい上着、使い捨てカイロ、ひざ掛け、手袋*3
  • □使い慣れた教材
  • □お菓子、飲み物
  • □雨具
  • □会場までの地図
  • □家族や学校、大学受験当日の緊急連絡先の電話番号メモ
  • □現金(交通費など)

*1 眼鏡を使用する場合、受験票の写真も眼鏡をかけて撮る必要があります。普段はコンタクトレンズを使用していて、試験当日に調子が悪くなるなど、急きょ眼鏡をかけなければならなくなった場合は、試験監督者に申し出ましょう。

*2 ティッシュペーパーを試験時間中、机の上に置く場合は、袋または箱から中身だけ取り出す必要があります。

*3 試験中にひざ掛けや手袋などの使用を希望する場合は、試験前に試験監督官に申し出て許可を得る必要があります。

まとめ & 実践 TIPS

共通テスト直前のお子さまは、必要以上にナーバスになっているかもしれません。
だからこそ保護者のかたが「必要なモノをしっかり用意しておこう」と声をかけてあげれば、大きな安心材料になるはずです。
お子さまが本番でベストパフォーマンスを発揮できるよう、一緒にテスト当日のシミュレーションを行いながら持ち物の準備を進め、笑顔と共に送り出してあげてください。

編集協力/Cue’s inc.

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