子どもの服はデザインよりも「価格重視」の保護者が約4割
入学の季節になると、真新しい服に身を包み、新しい学校生活に胸を膨らませている子どもたちの姿を目にするようになる。でも、「今着ている服もすぐに小さくなって着られなくなってしまうのでは?」と、ため息をつく保護者も多いだろう。ベネッセ教育情報サイトでは、小学生~中学生の保護者を対象に、子どもたちの衣服事情についてアンケートを行った。(アンケート期間:2014/1/29~2014/2/4 回答者数:1,879名)
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まず、1年あたりの被服費を伺ったところ、平均して2万円以下という回答が全体の40.8%、続いて2万円~4万円の範囲という回答が36.0%、4万円以上という回答は23.2%でした。学齢が上がるにつれ、若干ではありますが高額になる傾向が見られます。
では、保護者はどのような視点で洋服を選んでいるのでしょうか。「お子さまの洋服を購入するにあたり、いちばん重視するものは何ですか?」という質問には、約43%が「価格」と回答。理由として「すぐに着られなくなるから」という声が多くありました。サイクルの短い子どもの服だから、極力安価にすませたいという実情が、ひしひしと伝わってきます。
【お子さまの洋服を購入するにあたり、いちばん重視するものは何ですか?】
また、「洋服は自分で選びたい」と思っている子どもも多いと思います。成長するにつれ強くなる子どものこだわりと、なんとか安価にすませたい保護者。洋服を選ぶ時には衝突することもあるかもしれません。
一方、「すべての服が思い出になる」という声もありました。年齢により好みも変わっていく子どもの洋服は、同時に子どもの成長の証でもあります。家計をやりくりしつつも、子どもがファッションとどう付き合っていくのか、その変化を、子どもと共に楽しむのもよいのではないでしょうか。