自由研究の写真のコツ「デジカメでこまめに」「全体と接写を」
様々なデータや資料を、上手に見せなくてはならないのが夏休みの自由研究。特に動植物の観察や、天体観測では、記録としての写真が重要となり、さらにその写真をどう見せるかによって、自由研究の全体像が決まる。そこで、自由研究における写真の撮り方、見せ方のポイントを解説しよう。
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【メインとなる写真は「全体」と「クローズアップ」を】
メインの写真だけは、最初に「こんな写真が良い」とイメージしておき、実際には「全体がわかるもの」と「クローズアップ」を撮影しておくと、記録として役立ち、まとめるときも便利になる。
【材料や作り方を紹介する写真は、たくさん撮る】
こまめにデジカメで撮影して、選んで使うようにする。メモ代わりにもなるし、後でイラストにする際の確認資料にもなる。
【動植物の調査や、天体・気象観測はメモを併用】
「日向と日陰の植物・昆虫調査」など、場所や時間も大切な場合は、まとめる際に混乱しないよう、メモも併用する。
【植物観察では、予備も撮影しておく】
定点観測が必要なものは、対象を1つに絞らず、2~3点候補を決めて、同じ位置で撮影する。「ヒマワリの観察日記」なら、1本枯れて観察できなくなったとしても、他が元気なら実験が続行できる。
【写真はあちこち使うより、ひとまとめにして見せる】
実験では、結果の比較は写真を並べて使う。料理や工作では、工程はイラストで簡略化し、出来上がりに大きい写真を使用。調べもの学習では、全体像は写真にして、ポイントはイラストで紹介するとよい。
【写真は切り抜いて使うと効果的なことも】
写真の一部を切り抜いて、イラストのように使うこともできる。たとえば、料理や作品の作り方をすべて写真で説明したあと、完成形の写真は大きめにプリントして、切り抜いて見せることで、変化が得られる
のです。