【自由研究 まとめ方のコツ(3)】あとで困らない資料の集め方&うまく見えるイラスト、写真、グラフ使いのコツをチェック!

集めたデータや研究成果は、ビジュアルを効果的に使って、わかりやすく楽しく伝えていきましょう! 資料の集め方、見せ方の工夫について具体的に説明します。



写真……資料としても、デジカメでこまめに記録。「全体」と「クローズアップ」など変化も大切

●メインとなる写真は「全体」と「クローズアップ」を
メインだけは、できれば最初に「こんな写真が良いな」とイメージしておくとよいです。実際には、「全体がわかるもの」と「クローズアップ」を撮影しておくと、記録として役立ち、まとめるときも大変便利です。

●材料や作り方を紹介する写真は、たくさんとる!
こまめにデジカメで撮影して、選んで使うようにします。メモ代わりにもなるし、あとでイラストにするときの確認資料にもなります。

●動植物の調査や、天体・気象観測はメモを併用
「日向と日陰の植物・昆虫調査」など、場所や時間も大切な場合は、まとめるときに混乱しないよう、メモも併用しましょう。

●植物観察では、予備も撮影しておく
定点観測が必要なものは、対象を1つに絞らず、2~3点候補を決めて、同じ位置で撮影します。「ヒマワリの観察日記」なら、1本枯れて観察できなくなったとしても、ほかが元気なら安心です。

●写真はあちこち使うより、ひとまとめにして見せる!
実験では、結果の比較は写真を並べて使いましょう。料理や工作では、工程はイラストで簡略化して、でき上がりは大きい写真を。調べもの学習では、全体像は写真にして、ポイントはイラストで紹介するとよいでしょう。

●写真は切り抜いて使うと効果的なことも!
写真の一部を切り抜いて、イラストのように使うこともできます。たとえば、料理や作品の作り方をすべて写真で説明したあと、完成形の写真は大きめにプリントして、切り抜いて見せることで、変化がつけられます。



イラスト……写真でわかりづらい微妙な変化、作り方の図解などにピッタリ

●写真とイラストの使い分けで、効果的なメリハリのあるまとめに!
写真でわかりづらい変化や、作り方、分布図など、イラストのほうが伝わりやすい場合も多くあります。

●写真を資料にしながら、変化や違いなどを描く
デジカメでとっておいた写真資料があれば、落ち着いて確認しながらイラストにできます。丁寧に、色やカタチの変化や違いなどのポイントがわかるように描かれていればOKです。



グラフや表……色を使いすぎないのがポイント

●まずは、なにかグラフや表にできるものを探そう!
気温変化や交通量調査などはもちろん、実験をいくつかやったり、比較調査をしたりした場合、グラフや表にしてみましょう。思いもよらず、わかりやすくなることがあります。失敗バージョンさえ、面白いデータになりますよ。

●色は控えめなほうが、わかりやすく、美しい
全体に占める割合を大別できるものは円グラフを、その他は折れ線や棒グラフを使います。難しいときは、さすがに保護者のかたがアドバイスを! 
また円グラフ以外は、1、2色に抑えるほうが、研究結果の特徴や変化がよくわかります。濃い色で塗りつぶすと文字や数字がつぶれてしまうこともあるので、ご注意を。

【図例1 円グラフ 夏休みの昼ごはんの種類】

図例1 円グラフ 夏休みの昼ごはんの種類


【図例2 棒グラフ 平日のお昼どき、1時間のTVコマーシャルの種類】

図例2 棒グラフ 平日のお昼どき、1時間のTVコマーシャルの種類


【図例3 折れ線グラフ 熱い飲み物が冷めるまでの温度変化(熱い場所と涼しい場所で違いがあるか)】

図例3 折れ線グラフ 熱い飲み物が冷めるまでの温度変化(熱い場所と涼しい場所で違いがあるか)



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