「浮沈子で遊ぼう」家庭でできる実験遊び(2)[心と体を育む親子遊び]

解説
しょうゆ入れの中の空気は「浮力(浮かぶ力)」を持っています。ペットボトルを握って力を加えると、ペットボトルの中の水全体に圧力が加わります。そのため、浮沈子の中の空気は押し縮められ、しょうゆ入れの中に水が入ります。浮力が小さくなったので、浮沈子は沈んでしまうのです。
反対に握っている手をゆるめると、しょうゆ入れの中の空気はふくらみ、浮力が大きくなるので浮沈子はまた浮いてきます。
この実験は、4年生の理科で学習する「水は押しても縮まらない。空気は押すと縮まる」ということに気付くきっかけになります。


本物の魚は「浮き袋」を使って、浮いたり沈んだりしています
魚の体の中には「浮き袋」と呼ばれる空気を入れる袋があります。魚は浮き袋に気体を出し入れして、浮力を大きくしたり小さくしたりしています。そうすることで、自由自在に浮いたり沈んだりできるのですね。

プロフィール



東京都千代田区の科学技術の普及・啓発を目的とした施設。参加体験型の展示が多いので、見たり触ったりして楽しみながら科学技術への理解を深められます。また、実験・工作などのワークショップも開催。小学生から大人まで楽しめます。

子育て・教育Q&A