「浮沈子で遊ぼう」家庭でできる実験遊び(2)[心と体を育む親子遊び]
身近なもので簡単にできる理科実験。遊びながら自然の不思議を発見できます。第2回目は浮沈子(ふちんし)を使った実験です。
監修・取材協力/科学技術館
まるでマジック!「水の中の魚を沈めたり、浮かせたり」
用意するもの
- お弁当のしょうゆ入れ(フタは不要) 1個以上(魚の形でなくても構いません)
- ラッピングタイ(袋の口を止めるのに使用する針金の入ったリボン) 1本
- ゼムクリップ しょうゆ入れ1個につき2つ
- はさみ
- コップ
- ペットボトル(丸いもの) 1本
やり方
(1)ラッピングタイを6~8cmの長さに切る。ラッピングタイにクリップを2つ留めてから、しょうゆ入れの口の周りに巻きつけておもりにする。
(2)コップに水を入れる。しょうゆ入れを指で押しながらコップの水をしょうゆ入れの中に入れ、水の量を調整する。水の量は、しょうゆ入れが水面近くに浮かぶ程度(しょうゆ入れを水でいっぱいにしないで空気を残しておく)。これが「浮沈子」です。
指で押して水を入れる。水面近くに浮けば適量
(3)ペットボトルに水をたっぷり入れる。その中に浮沈子を入れてからペットボトルのキャップをしっかり閉める。
(4)ペットボトルをギュッと握ると浮沈子が沈みます。手の力をゆるめると浮沈子は浮き上がります。
最初におうちのかたが、「マジックでーす!」と言ってお手本を見せるのもおすすめ。
子どもの好奇心が高まりますよ。
お子さんへの声かけ例
「ペットボトルを押すと、しょうゆ入れの中の水が少し増えるね」
「しょうゆ入れの中の空気は小さくなったみたいだね」