世界一しあわせな国、フィンランドの子育ては何がすごい? ネウボラ、キシリトール…学びたい教育&習慣は?【PR】

「世界でいちばん幸福な国は?」

こう聞かれたら、あなたはどう答えますか? 世界幸福度ランキング*では、フィンランドが5年連続第1位を獲得しています。

美しいオーロラやムーミン、最近ではサウナも人気のフィンランド。子どもの育てやすさ、個性を尊重する教育も注目されています。ネウボラやキシリトールなど日本で取り入れられているものも多数。「どこがすごいの?」を紹介します。

この記事のポイント

子育て支援「ネウボラ」。「育児パッケージ」は赤ちゃんへの最初のプレゼント

フィンランドのマリア・オヒサロ内務大臣は、産休中に育児パッケージの開封動画をYouTubeに公開しました。箱を開けると、かわいらしいベビー服が続々登場。赤ちゃん用の爪切りやぬいぐるみも入ったボックスは、そのまま最初の赤ちゃんベッドとしても使えます

駐日フィンランド大使館の公式アカウント、フィンたんはTwitterで「フィンランドで赤ちゃんを迎える家族が、希望すれば所得制限なしにもらえる育児パッケージ。品質にこだわり、耐久性やサステナビリティに配慮した製品が選ばれているよ」と2022年版パッケージを紹介しました。ボックスはフィンランドで学んだグラフィックデザイナー、Aya Iwayaさんのデザインです。

フィンランドの育児パッケージ2022年版。出典:駐日フィンランド大使館Twitter。写真:JariRiihimäki©Kela

女性の就業率も高いフィンランドでは、妊娠に気づいたらまず「ネウボラ(出産子育て支援センター)」で健診。子どもが小学校にあがるまで、基本的には同じ担当者によるサポートを受けられます。日本の自治体の多くがこの仕組みを参考にし、世田谷版ネウボラ、広島版ネウボラなどが誕生しています。

フィンランドの子どもたちが学校の授業だけで英語を習得できるのは?

フィンランドの育児パッケージ2022年版におさめられている本は、公用語であるフィンランド語とスウェーデン語で書かれています。フィンランド語を母国語とする人が多いですが、旅行者が「英語が通じないのでは?」と心配する必要はありません。英語を習得している人の割合がとても高いのです。

日本では小学3年生から英語教育が行われるようになりましたが、フィンランドでは1年生で外国語の授業がスタートします。授業は少人数で行われ、実際に話せるスキルがつくよう工夫されています。また、教科書で学ぶ語彙も豊富で、内容が充実しているのも特徴。アニメやゲームなどに吹き替えではない字幕のコンテンツが多いことも、子どもたちが英語に親しむきっかけになるのではと言われています。

フィンランド人が英語を話せても意外ではないかもしれませんが、例えば《電話》はスウェーデン語で「telefon」、フィンランド語では「puhelin」。フィンランド語は英語に近い言語ではありません。英語教育が充実していなかった時代に学校に通った高齢者には英語が話せない人も多いです。母国語が英語に近くない言語であること、日常的に英語を使わない環境など共通する部分もあるため、フィンランドの英語教育は日本でも注目されています

夏休みの宿題なし、塾なしでも高い学習効果

先生がお話を読み、子どもたちは自由なスタイルで聞く授業風景。出典:建石尚子さんのnote。写真:建石尚子

過去にはPISA(OECD加盟国を中心とした学習到達度調査)で総合1位を獲得したこともあり、世界的に評価の高いフィンランドの教育。日本のような受験システムや塾はなく、2カ月半の夏休み中に宿題はありません。クラスの人数は少なく、子どもたちは偏差値や順位に一喜一憂することなく学習に向き合います。他人と競うことより重視されているのは子どもの自主性。成績は話し合いや自己評価をもとに決まりますし、髪形などの細かい校則もありません。子どもたちが毎日重たい教科書を持ち帰ることもないので、忘れ物であたふたすることも少ないです。また、フィンランドで教師は人気の職業であり、専門性があって質の高い授業を行っているとも言われています。

「フィンランドの学校には《こうしなければいけない》決まりが少ないと感じます」。そう語るのは、フィンランドでのインターンで小学校を見学した建石尚子さん。「子どもたちはスマホもPCも自由に使っています。先生たちは《ルールだから駄目》ではなく、なぜ駄目なのか、なぜ良いのかの考えを持っています。子ども自身も自分で考えることにより、《先生が言ったから》ではない自分の考えを持つようになります」(建石さん)。

また、フィンランド発の教育プログラム「Schools on the Move(スクール・オンザ・ムーブ)」はフィンランドの小中学校の90%以上に採用されています。子どもたちは休み時間だけでなく、体育以外の授業中にも体を動かします。学校で活動的に過ごすことで、学びに与える良い影響が期待できるそう。日本でのパイロット校として、佐賀市立小中一貫校富士校中学部などでもSchools on the Moveが実施されました。

フィンランドの食卓に欠かせないキシリトール。キシリトールを食べることは、歯磨きと同じように大切

ガムなどのキシリトールの原料は主に白樺や樫の木。キシリトールはイチゴなどにも含まれている。

北欧では子どもの虫歯が少ないと言われています。その理由のひとつ「キシリトール」が虫歯になりにくいことを研究したのは、フィンランドのトゥルク大学名誉教授カウコ・マキネン先生です。甘いのに虫歯の原因になりにくいキシリトールは木から見つかった甘さのもと。ギリシャ語で「木」を意味する「キシリ」から名付けられました。フィンランドでは、保育園や小学校でキシリトールを食べる大切さについて教わります

・おかしなのに虫歯になりにくい!

甘さがあるのに、虫歯になりにくいとは魅力的です。とはいえ、歯磨き後に食べても大丈夫なのでしょうか? どひ歯科・小児矯正歯科院長の土肥順尚先生にキシリトールの効果的な食べ方を伺いました。

・歯磨き後に食べていい!

「砂糖入りのお菓子を食べると虫歯菌が口の中の砂糖を摂取して酸をつくり、歯を溶かします。これが虫歯の原因になりますが、キシリトールの場合は虫歯菌が摂取しても酸をつくらないので歯を溶かしません。だからキシリトールを食べても虫歯になりにくいんです。」と土肥先生。だから、歯磨き後のごほうびとして食べてもOKなのです。

・効果を高めるなら、ガムを噛もう

キシリトールがとれるおかしには、タブレットやキャンデーなどいろいろなタイプがありますが、土肥先生によると「キシリトールが口の中に長くいることで、効果が出やすくなります」。ガムなら時間も長くなり、噛むことで唾液の分泌も増加し予防につながります。ガムを選ぶ際は、「シュガーレス」「ノンシュガー」と表記があるものを選ぶようにしましょう。ガムが苦手な人や、まだ噛めない小さなお子さんの場合はタブレットがおすすめです。

・1回2粒、約5分がおすすめ

効果的に食べるには、どれくらいキシリトールを食べればよいのでしょうか。土肥先生によると最低量として「粒ガムなら1回に2粒を口に入れ、5分ほど噛む」を1日3回繰り返すことがおすすめ。これ以上取り過ぎてはダメといったこともないそうです。また、まとめてたくさん食べるより、一日何回かに分けて食べるほうが効果を期待できます。

子どものために知っておきたい!歯の健康とキシリトールについて >

まとめ & 実践 TIPS

育児パッケージからキシリトールまで、フィンランド発の多くのプロジェクトやアイテムが日本でも取り入れられています。世界一と言われる教育も、フィンランドに昔からあったわけではなく、改革を重ねて変化してきたものです。「あたりまえ」をちょっと見直して、良い習慣は取り入れたいものですね。

執筆/樋口かおる

(参照元)
*国連の持続可能開発ソリューションネットワークが発表するレポート

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