教員養成系以外の教育学って何を学ぶ?

世の中にはたくさんの学問があります。どんな内容で、何を学んでいくのか知っておくことは、自分の興味や関心の方向性を探れることはもちろん、進路を決めるために、大いに役立つでしょう。今回は教員養成系以外の教育学を取りあげます。


教員養成系以外の教育学とは?

 ここでは主に、学校教員以外の指導者になるために専門的な研究を行う教育学について、説明します。「学校教員以外の指導者」とは、小学・中学・高校をはじめとする一般的な教育施設の科目としては設定されることが少ない生涯教育、国際教育、環境教育、芸術文化教育や日本語教師養成科目などについて教育する立場に立つ人のことです。

 

 

教員養成系以外の教育学ではどんなことを勉強する?

 学校教員以外といっても、めざすジャンルによって学ぶことは大きく異なります。たとえば「生涯教育」では、年齢や職業、性別などで区別されることなく、学びたい意思、意欲を持った人がいつでも学べる環境を整えることの重要さを訴えています。そのため、さまざまな「教授法」を研究する一方で、それぞれのライフスタイルや人々がどんなことに関心を持つかなど、社会的な観点も培う必要があります。

 

 

教員養成系以外の教育学の講義はどのように設定されているか

 さまざまな人の一生と向き合う学問であり、学ぶべき科目の範囲は多岐にわたります。1・2年次では政治、経済や心理、哲学など、3年次からは生涯学習や総合教育、地域教育などの指導者になるための専門的な知識を習得するため、ゼミに所属したり、実習などを行ったりします。自身が学びながらも、「どう人に伝え、教えるか」を追求する必要があります。

 

 

その他教育学を学んだ人々の卒業後の進路

 教員免許を取得しない課程であり、就職先は一般企業である場合がほとんどです。そのほか、各地の生涯学習センターや福祉事務所などで、生涯学習の普及や啓もうに携わる人もいます。美術館や博物館などの学芸員や、外国人を相手に日本語教員として活躍する道もあるでしょう。

 

 

参考:

その他教育学| 大学・学部・資格情報 | Benesse マナビジョン

http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/learning/system/024/index.html

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