親子で手帳を活用して「計画を立てる・実行する」を習慣に。どんな手帳が向いている?

小学生になると、徐々に増えていく宿題やテストの予定。少しずつ計画性を身に付け、中学生になるころには自分で学習計画を管理できるようになってほしいものです。手帳で毎朝予定をチェックすることは大人になっても役立つ習慣ですが、どうしたら子どもが飽きずに続けられるでしょうか。

(株)高橋書店の日記事業部編集部の吉田泰輔さんによると、子どもの手帳デビューの際は、保護者がアシストしながら親子の連絡帳的に使い始めると続けやすくなるそう。その場合の声かけ・関わり方のコツをご紹介します。

吉田泰輔さん

この記事のポイント

子どもの手帳、いつ使い始めるのがベスト?

・小学校中学年で手帳デビューなら、大人向けの手帳でOK

中学では定期テストが始まり、テスト範囲に合わせて勉強スケジュールを自分で管理する必要があります。小学生のうちから手帳を使い、計画を立てて実行する習慣を持っておくと安心です。低学年で管理が難しそうであれば、ファミリー手帳を家族みんなで使って、予定を確認することを習慣にしてもよいでしょう。

手帳には1月もしくは4月始まりのタイプが豊富です。手帳が始まるタイミングで使い出すと無駄なページがなく、気持ちよいスタートになります。購入の際は、年と始まりの月に注意してください。お気に入りのデザインを本人に選んでもらえば、大切な1冊に。

三日坊主にならないために、保護者ができるお手伝いは

大人の手帳は基本的に一人で管理するものですが、手帳を使い始めたばかりの子どもにはまだ使いこなせず、放置してしまうかもしれません。保護者はどのように関わり、声かけすることができるでしょうか。

・「やることリスト」のタスクは親が小分け

「娘が小学3年生の1月から手帳を使い始めて、毎日楽しくワークなどの《やることリスト》を管理しています」と吉田さん。塾から出される宿題は、数日分の量があることも。その場合は吉田さんが1日分に分割し、クリアしやすい目標にしています。「ハードルが高すぎると続かなくなってしまいます。調べ物などの大きな課題の場合は何日までにテーマを決めるなど、タスクの小分けを手伝ってあげるとよいと思います」(吉田さん)

・ゲーム感覚でミッションクリア

小さくしたタスクを消化したら、子ども本人が文字の上から線をひいて消して達成感を。「あとひとつで全部クリア」など成果が見えるので、やる気を維持しやすくなる効果も期待できます。ポイント制にしたり「できたシール」を貼ったりして達成感を高める工夫をしても。

・親は子どもの手帳を見てもいい?

本人から「見ないでほしい」希望があれば別ですが、保護者が一言コメントを書いたり、消されたリストを見て「よくできたね」と感心したりすることは大事な親子のコミュニケーションに。手帳を使い始める時、「こうやって使おうね」と確認しておくとよいでしょう。

手帳にスタンプを活用した例。市販のスタンプを枠にして、左は就寝/起床/睡眠時間、右は勉強した時間(10分で1マス塗りつぶす)を記録。

将来の夢やおこづかい。子どもは手帳に何を書く?

勉強のスケジュール管理だけでなく、手帳はその子の好みに合わせて自由に使えるもの。どんなことをどのように書きたいのか、最初にイメージしておくと使い方を迷わずにすみます。

【子どもが手帳に書くことの例】

・勉強のTODOリスト

「計ド(計算ドリル)×1」など、毎日のタスクをわかりやすくシンプルに。記号を決めたり色分けをしたり。

・将来の夢

手帳の最初のページに「ゲーム制作者になりたい」と書いたら、そのためにどんな活動が必要か考えます。「5月までにゲームを完成させる」「プログラミング大会に参加する」などの予定ができたら、年間スケジュール欄に書き込んだりメモしたふせんを貼ったりします。

・ひとこと日記

1日をふりかえり、1行日記をつけてみても。書くスペースが多い日記帳より、気軽に書けるかもしれません。

・おこづかい

欲しい物の値段を目標にしてためたおこづかいを記録したり、友達と遊んだ時に使ったお金を記入したり。ちょっとしたおこづかい帳として使って、お金の管理の感覚を育てても。

イラストを描くのが好きならフリースペースが多めの手帳を選ぶなど、本人の趣味や目的に合った手帳を選ぶとよいでしょう。

Wish List(やりたいことリスト)がある手帳も。「No.534 torinco 8 ドーンピンク」(高橋書店)

ファミリー手帳でスケジュール管理の習慣を

・ファミリー手帳で家族の予定を共有

まだ一人では手帳を管理できない場合や家族の予定全体を見える化したい時は、ファミリー手帳を使ってみましょう。出張や家族旅行など、家族それぞれとみんなの予定をシェアすれば、家族イベントの調整もしやすくなります。みんなが見られるようリビングなどの定位置に置き、写真に撮っておけば外出先でもスマホで確認できます。アプリと手帳をW使いする人も増えているそう。

家族の予定を一覧化することで、子どもも家族の大事なメンバーだと意識することができます。複数人のスケジュール管理は、学校の課題や仕事で協同作業をする時にも役立つ経験になるでしょう。

5人家族の使用例。1人で使う場合は案件ごとに書き分けることもできる。「No.441 T’ファミリー手帳 1 ローズ」(高橋書店)

まとめ & 実践 TIPS

子どもに身に付けてほしい計画性。親子で手帳を活用することで連絡ミスも減り、子どもが計画性や協同力を身に付ける手助けになるかもしれません。

吉田さんは自宅で1時間娘さんといっしょに勉強、20分たったらYouTube休憩などメリハリあるスタイルを続けているそう。「タスクを小さくすることで、乗り越える達成感をたくさん知ってほしいと思います」(吉田さん)。

勉強を見守る時間がとれない人も、手帳にコメントを残せば時間差でコミュニケーションをとることができます。ぜひチャレンジしてみてください。

執筆/樋口かおる

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