楽しく外遊びできるかな? 幼児期の子どもに教えたい公園マナーとは?
- 育児・子育て
子どもと公園へ遊びに行くと、子どもは周りを気にせず遊びに夢中になっていませんか?
楽しく遊ぶためには、公園内のルールや他の人との関わり方を少しずつでも教えることが大切です。
幼児期の子どもに教えた方がよい公園マナーや、事前に把握しておくべき注意点を確認してみましょう。
この記事のポイント
楽しく遊ぶために必要な公園マナーとは?
子どもは遊具のある公園が大好き。遊ぶ場所もたくさんあって魅力的なのもわかりますが、気をつけてほしいこともたくさんあります。
まずは一緒に、公園で守らなくてはいけないマナーを教えてあげましょう。
●公園内にいる、他のお友達と仲良く遊ぶために必要なマナー
①遊具の横、順番待ちをしているときは、他の子と同じように列に並ばなくてはいけないことを教えてあげましょう。
②遊具で遊んでいる他のお友達がいるときは、押したり、突き飛ばしたりしないように「待つ」ということを覚えてもらいましょう。
③自分が早く進みたいからと言って、前にいるお友達を焦らすような言い方をしないように、「待たないと危ないよ」など事前に話をしておきましょう。
④自分より小さな子がいたときは優しくできているか子どもの声掛けを確認し、できていなかった場合は「こう言ったほうがもっとよかったよ」などアドバイスをしてあげるとよいでしょう。逆に、上手にできていた場合は褒めてあげることで次からも「そうしよう」という気持ちをもって行動してくれるでしょう。
子どもが他の子と混ざって遊んでも大丈夫なように、公園マナーは家でもしっかり子どもと話し合うことが大切です。例えば、「順番を待っている子がいたときはどうする?」などクイズ形式にして頭で考えさせることで自然と身につけることができ、保護者も安心して公園へ遊びに行くことができるでしょう。
公園の危険と注意点
公園には多くの危険も潜んでいます。マナーだけでなく、公園で遊ぶときに注意すべきことも子どもと一緒に確認しておきましょう。
まず、遊具ごとの注意点をまとめてみました。子どもにもしっかり危険な点、注意する点を伝えておきましょう。
●公園内にある遊具の注意点
【ブランコ】
・こいでいる途中で飛び降りない
・こいでいる人がいるときはぶつかるので近づかない
・鉄棒ではないのでぶら下がらない
【すべり台】
・立ったまますべらない
・下からのぼると上からすべる人とぶつかるのでやらない
・すべり降りてくるところで立ち止まるとぶつかる危険がある
【スプリング遊具】
・ひとりで座って乗る
・勢いで飛ばされる可能性があるので手を離してはいけない
・スプリング遊具が動いているときは近づかない
【シーソー】
・勢いが強いと飛ばされてしまうので手を離して乗らない
・立って乗るのは危険
・シーソーが上がっているときは下にもぐらない
【複合遊具】
・すべり台や階段、縄橋などが一緒になっている遊具なので、お互い譲り合って気をつけて動くこと
・登ってはいけないところにはのぼらない
【砂場】
・人に砂をかけてはいけない
・砂の中に尖っているものやガラスが入っているときは触らない
砂場でスコップやバケツなどの貸し借りをしている光景をよく見かけますが、トラブルを防ぐためにもなるべく、小さい子ども同士で声掛けをするのではなく必ず保護者が間に入って、話をするようにしましょう。
間違って子どもが持ってきてしまった場合は、きちんと謝ることの大切さも教えてあげましょう。
遊具は、正しい使い方を教え、大きさや高さが年齢に合っているかも事前に確認しておきましょう。
また、公園での危険は遊具だけでなく、服装によっても引き起こされる可能性があります。
服装について、公園で遊ぶときに気をつけるべきポイントもご紹介します。
●公園で遊ぶときに危険な服装
【フードの着いた洋服】
フードや紐の着いた洋服、又はマフラーは、遊具に引っかかる恐れがあるので、なるべく首の周りがスッキリしている洋服を着せるようにしましょう。
【手袋】
手元がすべると身体全体に力が入らないので手袋は外して遊ばせましょう。
【サイズの合ってない靴】
靴のサイズが小さかったり大きかったりすると、足が痛い、転びやすいなどの問題が起きてしまうのでサイズの合った靴で遊ばせましょう。
【水筒・リュック・斜め掛けバック】
紐がついている荷物は遊具に引っかかる可能性があるので全部外して遊ばせましょう。
なるべく動きやすい服装で遊ばせてあげることが大事です。手や足の動きが妨げられる服は怪我の原因にもなりやすいので出かける前に服装チェックは忘れずにやっておきましょう。
公園内では保護者が見守ることが大切
動きも早く体力のある子どもと公園に行くと保護者も大変ですが、公園内は危険がいっぱいです。
公園では、「見えるところ・声の届くところ・手を出せるところ」から子どもを見守るようにしましょう。
●公園で保護者が子どもを見守るときのポイント
【見えるところ】
元気に走り回る子どもを一度見失うと探すのが大変です、必ず子どもの姿が「見えるところ」に保護者がいるようにしましょう。
【声の届くところ】
子どもと離れすぎていると、注意したいことや教えたいことがあったとき声が聞こえないかもしれません、必ず「声の届くところ」に保護者はいるようにしましょう。
【手を出せるところ】
子どもの身長よりも大きい遊具や、バランスをとるのが難しい遊具も多いので、大人がそばにいてすぐに「手を出せるところ」にいたほうが安全に遊ぶことができるでしょう。
他にも、子どもは公園の中にあるものをなんでも拾ってしまうことがあります。
石や落ち葉、木の実ならとくに問題はありませんが、尖ったものや瓶やプラスチックの欠片などは手を切る恐れがあるので、拾わないように子どもの行動にも注意しましょう。
まとめ & 実践 TIPS
公園に慣れてくると、自然に公園マナーができるようになるでしょう。
周囲の環境を確認し、他の人に気を使って遊ぶというのは初めからできることではないので、焦らずに根気強く、子どもに教えてあげることが大切です。
教えてあげるときは理由もきちんと説明してあげるとわかりやすく覚えやすくなります。
楽しく遊びながら、正しい公園マナーを身につけられるといいですね。
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