入学予定の小学校に、園が一緒のお友達がいなくて心配……どうしたらいい?
- 育児・子育て
小学校に上がるわが子について「何も心配していない」という肝っ玉母さんは、めったにいないように思います。私の記憶の中ではただ一人、小学生になるお子さんが4人目という方だけでした。肝っ玉母さんの境地に至るには場数が必要なようです。
たいていは何かしらの心配事があり、中でも、「勉強ができるかどうか」よりも「友達ができるかどうか」のほうがずっと心配、という方が多いのではないでしょうか。
まして、幼稚園や保育園から一緒のお友達が一人もいないという状況だとしたら・・・。未知の世界に親子二人っきりで放り出されるようで、たいへん心細い心境であると思います。
子どもたちは新しいお友達が大好き
ところが経験から申しますと、幼稚園・保育園から一緒のお友達がいてもいなくても、ほとんど違いがありません。
なぜなら、子どもたちは目新しいものに興味津々であるため、小学校入学後、知っているお友達とだけずっと一緒にいるというようなことは、まずないからです。
低学年の間は特にですが、お友達関係は常にシャッフルされていて、大人からみると目まぐるしいまでに流動的であるのが普通のように思えます。
上級生がお友達付き合いのよいお手本に
また、一年生が最初に関係を築くのは、同級生ではなく高学年のお兄さん、お姉さんであったりもします。
多くの学校で、新入生が入学してしばらくの間は上級生が一年生のお世話をするという「たて割り」の取り組みを行っているかと思います。上級生の面倒見の良さは感動ものです!休み時間にぽつんとしている子がいたら声をかけてくれたり、何人か集めて外遊びをしてくれたり。一年生が可愛くてたまらない上級生は、嬉々として「クラスの輪づくり」を進めてくれて、お兄さんお姉さんが大好きな一年生は学校が楽しいと思うようになり、知らず知らずのうちに上級生から友達との接し方を学んでいきます。
お子さまの前では「肝っ玉母さん」を演じましょう
お子さまの繊細な部分がよくわかっているからこそ心配になってしまう。それは当然です。
でも、お子さまが元気よく小学校生活をスタートさせるために、ここはぜひ、肝っ玉母さんを“演じてみる”ことをお勧めします。おうちの人が「何も心配していないよ」と太っ腹な態度でいることで、お子さまは安心し、入学する日を心待ちにするでしょう。もしかすると演じているうちに、おうちの人の心配も本当にどこかへ行ってしまうかもしれません。
まとめ & 実践 TIPS
お子さまはこれから小学校に入って「人との関わり方」を学びます。そのために学校があるといっても過言ではないと思います。
初めのうちはうまくいかないことがあるかもしれません。きっと何度も失敗するでしょう。でも、それをしっかり受け止めてくれる「肝っ玉母さん」さえいれば無敵!! お子さまは、また立ち上がって進むことができます。
お子さまが今、おうちの人と楽しく過ごせているなら大丈夫。新しいお友達と、いい時間を共有する準備はできています。自信をもって、未知の世界に送り出してあげましょう!
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