小学生になっても落ち着きのない子ども……注意する保護者の言動が逆効果になっているかも?!

「うちの子って何でこんなに落ち着きがないの…」心配のあまり、小学生のお子さまに口酸っぱく注意していませんか? もし行き過ぎた注意があるようなら要注意。保護者の言動がお子さまの落ち着きのなさに拍車をかけてしまっているかもしれません。お子さまの落ち着きのなさを改善していくために、保護者はどのような点に心がけていけばよいのか考えていきましょう。

落ち着きのない小学生の3つの原因

一口に落ち着きがないといっても、幼児と小学生とでは、その原因に違いがあります。幼児の場合は、周りの物事への好奇心が旺盛で欲求をコントロールすることができず、保護者の関心を引きたいというのが主な原因。
一方、小学生の場合は3つの原因が考えられます。

1. 集団生活のルールに慣れていない

小学生になると、クラスや通学班、係活動など、集団での活動が増えてきます。それに伴い、決まりやルールに従うことも求められるもの。しかし、それらに慣れるには、時間を要するケースもあります。

2. 脳の発達過程にある

子どもの脳は、まだまだ発達の途中にあります。そのため、大人のように感情をコントロールし、自制心を働かせることが難しい場合もあります。また、自分のことだけでなく、全体を把握したうえで、最適な行動をとる調整力が不十分なこともあります。

3. 体力の消費が不十分

意外と盲点となるのが、体力を十分に消費していないということ。小学生になると、体力もつき、体を動かしたい欲求は非常に高まります。走ったり、自由に体を動かしたりすることは、体の成長だけでなく、心の安定にも必要となるのです。それなのに、学校や習い事に忙しく、十分体力を消費できないと、フラストレーションがたまり、落ち着きがなくなってしまいます。

落ち着きのなさを改善するために保護者が心がけたい3つのこと

脳の発達過程であると頭で理解はできても、落ち着きのなさを発揮している我が子を目撃すると、心配になってしまうものですよね。一朝一夕で改善されるものではないとはいえ、保護者は子どもにどう接していくのがよいのでしょうか。3つのことを心がけていきましょう。

1. くどくど注意するのはNG!注意は短文・短時間で

小学生の子どもは、長文・長時間のお小言は頭に入ってきません。長々と注意されても、理解が追いつかず「お母さん、すごく怒っているな」という感想しか生まれないことも。 ついつい、あれこれ言いたくなってしまうものですが、短文・短時間で子どもの理解を促すほうが親子共にストレスをためずにすみます。

2. 先生に注意されることをタブー視しない

落ち着きのないお子さまは、先生から注意されることも多いかもしれません。しかし、ここで気をつけたいのは「先生に注意されたことを、保護者が注意するのはNG」ということ。ただでさえ、傷ついた心が再度傷ついてしまいますし、子どもへの注意は現行犯でないとうまく伝わらないものです。

また、学校の先生や習い事の先生など、保護者以外の大人から注意されることは、子どもの注意力を高めるためには有効です。「先生に叱られるなんて言語道断!」とタブー視しないように、気をつけましょう。

3. きちんとすると褒められるという体験をさせる

「ちゃんとしなさい!」と言ってばかりになりがちですが、子どもにとっては「ちゃんとするとはどういうことか」が分かりにくいもの。そのため、「ちゃんとして」と言われても、どうすればよいのか見当がつかないのです。

そこで有効になるのが、「きちんとできた場合は褒める」ということ。10分間集中して机に向かえた、いつもは書いてない連絡帳を書いてこられたなど、どんなことでもよいのできちんとできたことを褒めてあげましょう。その繰り返しで自信をつけることで、きちんとするとはどういうことかを理解し、行動を変えていくことができるでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

落ち着き具合は、お子さまごとに違いもあるもの。そのため「他の子はできているのに、うちの子はなぜ?」と心配にもなってしまいますよね。でも、発達過程を経ること、集団生活に慣れていくことで徐々に改善していくものです。注意する場合は短文・短時間を心がけ、できたことは褒めてお子さまの発達に寄り添っていきましょう。

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