子どものイイところ言える? 寝る前の5分だけで効果が出る親子の自己肯定感アップ法

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子どもの悪いところばかりに目がいくのは、よくあることですよね。もっと良いところを探したい、いっぱいほめてあげたいと思っても、余裕がないと難しいもの。そんなかたに試してほしい、とっておきの方法をご紹介します。

この記事のポイント

余裕がないと悪いところに目が行きがち……

「悪いところではなく良いところを探しましょう」と言われても、なかなか見つけられないというのが本音ではないでしょうか。「今日は怒らずにほめてあげよう」と思っても、言うことを聞かない子どもにイライラ……。結局怒ってしまって、自分を責めることもあるでしょう。

良いところを探した方がよいことは、誰もがわかっているはず。でも、ゆっくり子どもと向き合う時間もなければ、自分自身に余裕もない。それなら、「良いところ探し」も少しだけハードルを下げてみてはいかがでしょうか?

たった一つでもOK! 寝る前に親子で「イイところ発表会」

忙しいかたや余裕のないかたにおすすめなのが、寝る前の「イイところ発表会」です。その日一日のお子さまの姿を見て、一個だけでよいので良いところを覚えておきます。一個だけならきっと見つかりますよね。

難しく考える必要はありません。コツは、具体的に見ること。「靴を揃えていた」「ただいまが言えた」「ご飯をたくさん食べた」といった感じです。当たり前のことでも、「良いところ」と捉えればOK。それを夜まで覚えておきましょう。もちろん、その場で一度ほめてあげればさらに◎です。

同じことを、お子さまにもやってもらいます。「これから毎日、寝る前にイイところ発表会をするからね」と話して、お子さまにも保護者のかたの良いところを探してもらいましょう。

そして、寝る前に親子で発表します。ルールは一つだけ。「決して悪いことは言わない」ということです。「〇〇だったけど、〇〇は良かった」なんて言い方をする必要はありません。「〇〇が良かった」だけでOK。布団の中でお互いの良いところを話してから眠れば、その日一日を幸せな気分で終えることができるでしょう。

最低でも一個、多い分にはいくらでも構いません。「良かった」だけでなく、「うれしかった」「こういうところが好き」というのも、良いところに含まれます。

始めは無理やりでも少しずつ変わる?親の自己肯定感もアップ!

悪いところばかりに目が行ってしまうのは、それが癖になっているということもあります。ですから、無理やりでもよいので良いところを探す習慣をつけていきましょう。始めは難しいかもしれません。でも、そのうち良いところを探すのが上手になってくるはず。そうすれば、普段の生活の中で自然と子どもをほめられるようになるでしょう。

また、親子でやることにも意味があります。それは、保護者のかたの自己肯定感もアップできるから。大人になると、人からほめてもらえる機会が減りますよね。ですから、これは貴重な経験。子どもの言葉だってうれしいはずです。良いところを探すのは、子どもの方が得意だったりします。探し方のコツも、お子さまから教わることができるかもしれませんね。

まとめ & 実践 TIPS

ただ「良いところを探そう」といっても難しいもの。でも、発表する場を決めて、一日に最低一個とハードルを下げれば、実践できるのではないでしょうか。「やらなきゃいけないのにできなかった」という忙しいかたにこそ、試してほしい方法です。ぜひ、親子で良いところを探してみてください。

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