「トイレでうんちができない」理由や解決法は?トイレトレーニング環境を見直してみよう
- トイレトレーニング
トイレトレーニングを進める中で「おしっこはトイレでできるようになったのに、うんちだけできない」こういった悩みを持っているかた、意外と多いのではないでしょうか? ほめたり根気強く誘ったり、いろいろ試しているのにうまくいかない……。そんな時は、環境もチェックしてみましょう。
「うんちがトイレでできる」はトイトレ最後の課題!?
トイレトレーニングの進み方は人それぞれ。スムーズに進むこともあれば、時間がかかることもあります。そんな中で意外と多い悩みが、「うんちだけトイレでできない」というもの。この場合、うんちが出るという感覚やタイミングはわかっていることが多いです。「うんちの時だけオムツに履き替える」というお子さまもいるでしょう。
こうなると、おしっこの時のようにうまくいきません。言葉がけもご褒美もやりつくしてしまい、どうしてよいかわからないということもあるでしょう。そんな時は、トイレでうんちができない理由に合わせて一度環境を見直してみるのがおすすめです。
トイレでうんちができない理由と解決策
トイレでうんちすることを嫌がるのには、お子さまごとに理由があります。よくある理由として挙げられるのは次の通り。解決策もあわせてご紹介するので、お子さまの状況に当てはまるものがないか確認してみてください。
・便座が冷たくてイヤ!
トイレの便座が冷えていると、大人でもドキッとしますよね。子どもも同じ。特に、普段は立っておしっこをしているという男の子はよりツラいかもしれません。便座カバーなどを使えば、この問題は解決。子ども用便座やおまるに使える便座カバーもあります。
・踏ん張れなくてイヤ!
普通のトイレに子ども用便座を設置している場合、足がブラブラしていると思います。これだと、踏ん張ることができません。それが原因でうんちができないということも。この場合は、何か踏み台になるものを用意してあげるとよいでしょう。
また、そもそも便座に座っていきむというやり方がわからないということもあります。おむつでいきむときとの違いに慣れず、うまくうんちを出すことができないこともあるようです。まずはおまるを使って、徐々に慣れていくという方法をとるのもいいですね。
・水が飛ぶのがイヤ!
うんちが落ちた時に、水が飛ぶ感覚がイヤだという子どももいます。以前はできていたのに……という場合は、これが原因かもしれません。そんな時は、トイレットペーパーを便器の中に入れてみましょう。水面に浮かべる感じでほんの少しペラっと置くだけで、水の跳ね返りを減らすことができるそうです。
・トイレで一人になるのがイヤ!
うんちはおしっこに比べて時間がかかるもの。そのため、一人でトイレにいることが不安になる子どももいます。トイレは狭いので恐怖心が増してしまうこともあるようです。この場合は、トイレに付き添ってあげましょう。しゃがんで手を握ってあげたり、腰のあたりをさすってあげたりしても◎です。
・人に見られているのがイヤ!
先ほどとは逆に、一人になりたいという場合もあります。カーテンに隠れてうんちをする子ども、いますよね。もしかすると見られたくないのかもしれません。ですから、あえて外に出て待ってみるという方法もあります。年齢や性格によっては難しいので、お子さまの様子を見て試してみてください。
無理に進めると逆効果なことも!トイトレのNGポイントにも注意
なかなかトイレでうんちができないと、気持ちばかり焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし、トイレでうんちできないのにはお子さまなりの理由があるため、無理に進めることのないように注意したいですね。
無理に進めたり、トイレでうんちできなかったことを責めたり叱ったりしてしまうと、トイレでうんちをすることの苦手意識がより大きくなってしまう可能性大。そうなると、うんち自体をがまんするようになって便秘になってしまうこともあるでしょう。
まずは、お子さまのうんちのペースを把握して、うんちの出やすい時間帯でトイレタイムを決めることから始めるのもいいですね。うまくうんちが出せたら、少しオーバーなくらいにほめてあげましょう。
一回でもできればあとはスムーズにいく可能性大!
タイミングがわかっているお子さまなら、一回でも成功すればあとはスムーズにいくことが多いです。環境を変えたり、うんちが出そうな時に誘ってみたりして、焦らず叱らず、根気よくその時を待ってみましょう。
いつできるようになるかは、本人にしかわかりません。突然できることもあれば、誕生日などのイベントがきっかけになる場合もあります。成功した瞬間を逃さずに、いっぱいほめて、自信をつけてあげてください。
まとめ & 実践 TIPS
どんなにサポートしても、本人がその気にならなければうまくいかないもの。でも、いつかできる日は来るはず。環境、言葉がけ、ご褒美……できることをやったら、あとはゆっくり見守ってあげてください。
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