子どもの「思考力」を育てる! 今日からできるコーチング

  • 育児・子育て

子どもは生まれつき好奇心が旺盛で、考えながら行動する力が備わっています。学校教育でも注目視されている「思考力」を普段の生活から育てるために、保護者が意識したいことがあります。ここでは、子どもの思考力を育てるために、今日からできるコーチングについてご紹介します。

この記事のポイント

知らず知らずのうちに陥ってしまう「できない前提の声がけ」

教育に関する書籍やサイトなどで「コーチング」という言葉をよく見聞きするようになってきました。
コーチングは「子どもが自ら学び、成長することを促す」という目的があります。
保護者が「コーチング」を意識しながら、適切に褒めたりしていると子どもの意識を変えることができます。

しかし、コーチングを意識しているにもかかわらず、逆に子どものやる気をそいでしまうことがあります。

それは、「意外と上手だね!」「こんなにできると思わなかったよ!」など、良かれと思って褒めている言葉の中に「できない前提」が含まれている場合です。
その場合はかえって逆効果になってしまうので、声かけをする際は注意が必要です。

「成功」を意識した声がけ

子どもにコーチングを意識しながら声掛けをする場合は、「子どもが前向きになるような言葉」を意識しましょう。
褒めるときは子どもがどんな努力をしているかを意識して、頑張っていることを褒めてあげましょう。
いつもより長く勉強できている場合は、「いつもより〇分も長くできてすごいね!」などです。

そして、これから行動をする場合の声がけは、ぜひ「成功」を意識しましょう。

例えば「片付けができたらこの部屋はどうなる?」「片付けてキレイになったらどんな気持ちになる?」など、成功を意識した声掛けをすることで、子どもが「やってみたい!」という気持ちになってもらうような声がけを心がけましょう。

先入観を持たずに見守る

子どもは大人に比べて知識も経験も少ないです。
そのため、行動を見守っていると「危なっかしい」と感じることも多々あります。
しかし、「間違うこと」「間違いに気づくこと」「軌道修正したり試行錯誤したりすること」は、子どもにとってもよい経験になります。

ケガなどの危険がある場合を除き、危なっかしくても見守ってあげましょう。

また、保護者の経験上「このやり方は成功しないな」と思う場合でも、うまくいく可能性もあります。
上手く言った場合は子どもにとっての「成功体験」につながりますので、「先入観を持たずに見守る」ということも非常に重要です。

まとめ & 実践 TIPS

これからの社会を生き抜くために必要な「思考力」は日々の生活で身につけることができます。
子どもはもともと考え、行動することが得意です。
そんな子どもの力を信じながら、要所要所で「成功を意識した声掛け」でヒントやアドバイスを与えながら、子どもが1人でやり切る姿を見守ってあげましょう。

保護者自身も新たな発見ができたり、子どもの成長を感じられたりすることもあります。ぜひ今日からコーチングを意識しながら接してみてくださいね。

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