足の指が使えないと姿勢が悪化する? そんな不安は楽しみながらできる足指遊びで解決!
- 育児・子育て
近年、偏平足などの子どもが増えているといいます。それと同時に、足の指をうまく動かせない子どもも多くなっているそう。姿勢が悪化したり、疲れやすくなったりとさまざまなトラブルにつながる可能性がある問題、どのようにして解決していけばよいのでしょうか。
あなたはできる? 足の指でグーパー
まずは、足の指が上手に使えるかチェックをしてみましょう。裸足になって、手でグーパーとするように足の指を動かしてみてください。パーの時に、指と指の間がちゃんと離れるでしょうか。もしできない場合は、足指の機能が衰えている可能性があります。
足の指をうまく使えないと、地面をしっかりとらえることができません。足の指が地面についていない「浮き指」になっている人も多いそうです。これは子どもだけでなく、大人にも多いのだとか。指の機能が低下すると、重心はかかと寄りに。その結果、背中が曲がったり姿勢が歪んだりして、肩こりや疲れやすさにつながってしまう可能性もあります。
小さいころからこの状態の現代の子どもたちは、大きくなったらどうなるのか……。そう考えると少し心配になりますよね。
楽しみながらできる足指を使った遊びアイデア
衰えてしまった足指。でも、何もできないわけではありません。意識して使ってあげれば、それだけ正常な動かし方ができるようになっていきます。今回は、子どもでも楽しみながらできる足指の遊びをご紹介します。
・足指ジャンケン
手ではなく、足を使ってジャンケンをしてみましょう。始めはうまくいかなくても、がんばってチョキやパーの形を作ろうとするだけで筋力を使います。座ってやってもよいですが、立ってやるのもおすすめ。バランス感覚も一緒に鍛えることができます。
・タオル引き寄せ競争
足の指をグーパーさせながら、タオルを引き寄せる遊びです。始めはフェイスタオルなどの小さいものから。慣れてきたらバスタオルでもチャレンジしてみましょう。きょうだいや親子で競争してみても面白いですね。こちらも、イスに座ってやる、床に座ってやる、立ってやるなどいろんな方法があります。
・玉入れ遊び
新聞やティッシュで丸めた小さな玉を、手を使わずに箱に入れる遊びです。いろんなサイズや形の玉を用意すれば、指の動かし方も変えていくことができるでしょう。「左足だけ」といった条件を加えれば、両足バランスよく鍛えることができます。
また、ちょっとお行儀は悪いですが、ゴミを捨てる時に足指を使ってみるのもおすすめ。ポイッと投げたゴミがゴミ箱に入らなかった時に、ちょっと試してみてください。ただし、お家の中限定で……。
歩く機会を増やそう!裸足で遊ぶのも◎
保育園や幼稚園の送り迎え、近所へのお買い物。まずは短い距離から、ちょっと歩いてみるのもおすすめです。毎日でなくてもOK。週末だけ、お天気の良い日だけなど、ちょっとずつ意識して歩く機会を増やしてみましょう。それだけでも、足を使うことができます。
また、裸足で遊ぶのもおすすめです。砂場、芝生、ちょっとゴツゴツしたところなど、いろんな感触を楽しんでみましょう。健康であれば、足裏に弾力があるので裸足でも元気に走り回ることができます。でも、ちょっとしたところでも痛がる場合は足の機能が衰えているのかもしれません。お家の中からでもよいので、裸足になって足裏を刺激してみましょう。
ただし、ケガのないように場所を見極めたり、しっかり見守ったりすることは忘れずに。また、感覚過敏な子どもは裸足が苦手なことも多いです。お子さまの姿をよく観察し、無理強いはしないようにしてください。
まとめ & 実践 TIPS
足指を始め、足を鍛えることは全身の健康につながっていきます。歩く、立つ、走るなど生活の土台となる足、ずっと大切にしていきたいですね。
また、足指の機能の低下や筋力の衰えは、子どもだけの問題ではありません。これを機会に大人も一緒に足指を動かして、健康な体を維持していきましょう。
出典:ベネッセ教育情報サイト「子どものすこやかな足を育てる【前編】今、子どもの足に起きていること」
https://benesse.jp/kyouiku/201309/20130904-1.html
出典:ベネッセ教育情報サイト「子どものすこやかな足を育てる【後編】元気な足をつくる歩き方・靴選び」
https://benesse.jp/kyouiku/201309/20130918-2.html
- 育児・子育て