子どもの想像力がぐんぐん伸びる! 時間も忘れて夢中になれるおもちゃとは

  • 育児・子育て

遊びを通して、想像力や表現力を身に付けることができる、いつまでも遊びたくなる……そういう素敵なおもちゃに出会うには、どうすればいいのでしょうか。
子どもの成長発達に合わせて、おすすめのおもちゃとそのメリットなどをみていきましょう。

この記事のポイント

なぜ積み木とブロックは子どもにおすすめなのか

立体的なものを作ることができる、という点では積み木とブロックは共通しています。
遊び方に違いはありますが、どちらも子どもが遊びたくなるおもちゃです。

保護者が積み木とブロックを選ぶ理由として、こんな理由が考えられます。

・自分の好きな形のものを作れるから、自由に遊べて楽しそう
・ブロックも積み木も、想像力が豊かになりそう
・考えながら遊べるので、頭の体操になりそう
・幼稚園や保育園でも、使われているから知育に良さそう

おもちゃを通して、考える力や想像力を育ててほしいと考えている保護者は多いでしょう。
知育玩具として評判の良い積み木とブロック。子どもが始めて遊ぶには、どちらがおすすめなのでしょうか。
また、遊び始めは何歳がおすすめなのか、それぞれの良さや気になるところを調べて比較してみましょう。

積み木とブロック遊び方の違いとは?

積み木とブロックの「良いところ」「気になるところ」をそれぞれ確認していきましょう。

<積み木>
◎ 良いところ
・木の材質のものが多く、丸みがあって持ちやすい
・積み上げても、並べても、遊ぶことができる
・木なので重なったときの音が優しい
・年齢に合わせて、軽いものや重いものがある
・無地とカラーが選べる

▲ 気になるところ
・くっつけて遊ぶことができない
・少し当たるだけで崩れてしまう
・バランスをとって重ねるのが、年齢によっては難しい

(ブロック)
◎ 良いところ
・カラフルで遊びやすい
・つなげて、色々な形が作れる
・はめこむので指先が器用になる
・ブロックをはめる感覚が楽しい
・立体の造形は作りやすい
・軽いので、どの年齢でも持って遊ぶことができる
・パーツの種類が多く、遊びの幅が広がる

▲ 気になるところ
・角があるので注意が必要
・小さいパーツがあるので、誤飲の恐れがある
・無地のものがないので、色を自由に想像して遊ぶことが少ない

共通部分を挙げると、自分で色や形を想像して遊ぶことができ、手触りや重さなどには違いはありますが、手先を使って遊ぶことは同じです。

どちらもおすすめですが、年齢に合わせて積み木、ブロックを用意してあげるのもおすすめです。
遊び始めなどにも注目して確認してみましょう。

積み木とブロックの遊び始めは何歳?

積み木もブロックも、どちらも想像力が豊かになるおもちゃです。
どの年齢に適しているのかきちんと知っておくことで、子どもが一番遊びやすい頃に積み木とブロックに出会えるでしょう。

(生後6ヶ月から1歳)
触る、握る、口にくわえることで物の形を判断しはじめます。音が鳴るおもちゃが好きで、力は弱いですが少しずつおもちゃに興味を示し始めた頃です。

<積み木>
赤ちゃんの頃からでも遊べる、軽い積み木などにすれば問題なく遊べます。
お口の中に入れても安全な木やお米でできているものもあるのでおすすめです。
木なので触り心地もよく、赤ちゃんも安心します。

<ブロック>
つかむ、くっつけるなどの遊びは難しい時期なので、ブロック本来の遊び方はできないかもしれません。硬さがあり、角もあるので、お口に入れてしまったときは、少し危ないので注意が必要です。

◎ この時期に適しているのは、重さが選べて、木やお米を使っている点でも、積み木の方が遊びやすいといえます。ブロックの場合は、大きいサイズのもので、数を減らして遊びましょう。

(2歳から3歳)
この頃から、並べる、積み上げる、くっつけるなどができるようになります。色や形にも興味を持ち始めるので、遊びの幅が広がります。

<積み木>
積み上げることができるので、この時期は積み木を使って、家やお城などを作れるようになります。軽いものより、少し重さのあるものを使っても、腕や手の力があるので問題なく遊ぶことができます。

<ブロック>
口にいれてしまうこともあるかもしれませんが、大きめのブロックであれば大丈夫だと思います。手がまだ小さいので、細かいパーツをくっつけるのは難しいかもしれません、大きめパーツで、【はめる】の練習をしてみましょう。

◎ 積み木、ブロック、どちらもおすすめ時期です。積み木で遊ぶのはとても上手になっているでしょう。この時期は安全に遊べる大きめのブロックにチャレンジしてみましょう。

(4歳から5歳)
手や腕の力がしっかりしてくるので、自分で何でも作れるようになります。頭の中で想像して、思っているものを形にして表現することが少しずつできるようになります。色の使い方も上手になってくるので、本物に似せて作ることができます。

<積み木>
今までの遊び方に加えて、他のおもちゃと合わせて遊ぶようになるでしょう。
例えば、電車のおもちゃと積み木、ままごとと積み木など、積み上げるだけだった遊び方から、違う遊び方へと変化していきます。

<ブロック>
自分で好きな形につなげて遊ぶことができます。飛行機や車などに興味のある子は、ブロックで作れてしまうかもしれません。大きめブロックより、少し難しい小さめのパーツで、集中力、表現力、想像力を育てましょう。

◎ ブロックで好きな形が作れることが楽しくて、どんどん夢中になる頃です。積み木も十分遊べますが、手先を器用に使えるようになると、ブロックで多く遊ぶようになるかもしれません。

積み木、ブロックどちらも、子どもの成長に合わせて遊べるとても良いおもちゃです。
成長や発達によって、遊び方が変わっていきますが、この遊び方をしなくてはいけないという決まりもないので、どちらもおすすめできます。

まとめ & 実践 TIPS

色々な刺激が子どもの成長を育んでくれます。想像力をぐんぐん伸ばしてくれるおもちゃとして、積み木とブロックを紹介しましたが、他にもたくさん良いおもちゃが存在します。
自由に想像力を働かせて、たくさん遊べるおもちゃに出会いたいですね。

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

  • 育児・子育て

子育て・教育Q&A