保育園、幼稚園の入園前に心配したことは?
子どもがいよいよ保育園や幼稚園に入園。成長を実感でき、保護者のかたにとっては感無量なのではないでしょうか。しかし、これまで家の中で過ごしてきたのに、いきなり保護者のかたのもとを離れて、新しい環境でやっていけるのか…そんな不安を抱く保護者のかたも多いはず。入園前、保護者のかたはどんなことが心配なのでしょうか。アンケートで聞いてみました。
入園前心配だったことは…?
生まれてからママやパパなど、家族と過ごすことが多かった子ども。保育園や幼稚園に行くとなると、これまでの環境とは大きく変わります。関わる人の数も増えてきます。保護者のかたとしては、心配に思うことも多いはず。
「お子さまが幼稚園・保育園の入園前に心配だったことはありますか?」という問いでは、「ある」と答えたかたが、79%でした。
多くの保護者のかたに心配事があることがうかがえる結果ですよね。
では、どのようなことが心配だったのでしょうか。
最も多かったのは「嫌がらずに登園できるか」。子どもによっては、ママやパパなど、親しんでいる家族と離れることに強い不安を感じることも。別れ際に泣いて困るという保護者のかたも少なくないようです。保育園などに入る前には、「慣らし保育」というものもあります。「慣らし保育」の間に、子どもが新しい環境に慣れるよう、力を注ぎたいものですね。
また「お友だちができるか」という心配をされている保護者のかたも。まだ子ども、とはいえ、子どもの世界にもコミュニケーションはあります。お友だちの存在は、子どもにとって保育園や幼稚園での生活を左右するもの。保護者として心配するのも無理のないことですよね。
またその他の回答として、「ケガや事故が起こらないか」「食物アレルギーに対応してもらえるか」「先生の話をちゃんと聞いて、行動できるか」など、心配事はいろいろ尽きないようです。
入園後実際に困ったことは…?
入園前にあれこれ心配しても、なるようになるもの。とはいえ、心配事が現実になることもあるようです…。「お子さまが入園後に実際、困ったことは何でしたか?」と尋ねてみました。
「特になし」というのが最も多く、子どもの環境の変化への対応の柔軟さを感じますね。しかし、「登園をいやがる」子どもも少なくないようです。保護者のかたは「うちの子だけ…?」と思うかもしれませんが、年少の子どもの場合、登園をいやがる子どもは多いようです。環境の変化がストレスになっていることも。でも、社会性を身につけるよい機会でもあります。体調不良のときは仕方がありませんが、それ以外は、安易に休ませないで、保護者のかたも気持ちを強くもって、子どもを園に預けましょう。お友だちが出来て、慣れてくればほとんどの子どもは楽しんで登園するようになります。
「困ったことをどのように克服しましたか?」という質問もしてみました。
多くのかたが、「慣れるのを待つ」と回答。子どもにも辛抱してもらわないといけませんが、保護者のかたにとっても辛抱ですね。その他、「先生とのコミュニケーションを密にとる」「愛情不足にならないように、一緒にいられない分愛情を注ぐ」「見学に行って安心感を与えるように心がけた」という回答も。
子どもにとって新しい環境は、不安で、ストレスも大きいもの。預ける側の保護者のかたが「大丈夫かな」「ちゃんと過ごせるかな」など、不安を抱いていると、そんな思いが子どもにも伝わり、子どもが不安になってしまいます。園に預けて、別れるときは、にこやかに。保育園や幼稚園では楽しいことがあることや離れていても大丈夫など、安心させてあげるような声かけもしてあげたいですね。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年3月7日~2016年3月21日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,804名